Dear Saiyans 29話・心をひとつに

そして、バーダック達やクリス達、そしてアバラン一家や救出した地球人や動物達は、お世話になったアンゴル達やシャモ星人らに別れを告げ、無事地球に帰ることができた。
そしてパオス山に戻ったバーダック達は、久しぶりに我が家でゆっくり休んだ。
そしてバーダックはみんなに言った。
「みんな、よくやってくれた。今日はゆっくり休んで、明日から壊れた村の復興作業をするぞ。いいな」
みんなは一斉に返事をした。
「うむ、良い返事だ。では、解散!」
バーダックの号令で、みんなは自由時間に入った。

その後、クリスとベル、ジングルが話していた。
「ぼくもあの時、フリーザが倒された時は、ラディー達が解放されてよかったと思ったんだ。でも同時に、少し寂しかった気もしたんだ」
クリスが言った。
「確かにね。でも同じ兄弟なのに、実の家族なのに意見が合わないってのもね…」
ジングルが言った。
「オレもピッコロと意見が合わなかった時はすごい傷ついたな。従兄弟同士なのにこんなに違うなんてってね」
ベルが言った。
そこへスーノも入って来た。
「そうだよな。クリスはこんなに優しい子なのに、クウラとフリーザもコルドもイアスも、あんなに悪い奴らだったと考えたら、クリスは相当大変だったな…」
「…うん。ぼくは家族からも愛されなかったんだ。フリーザもコルドも優しい人だったら、ラディー達はもっともっと幸せになれたかもしれないのに…」
クリスが言った。
すると、インターホンが鳴った。
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