すると、遠くからナッパとターレス達、そして地球人やアンゴル達が駆けつけて来た。
みんなはアンゴル達が飛ばした衛星カメラから地球の様子を見ていた為、全て分かっていた。
しかし、バーダック達が無事に戻って来た為、みんなは安心した。
「よかったぁ、みんなが無事で…」
スーノは力が抜けた。
「その通りだぜ…。本当にヒヤヒヤした…」
ターレスも力が抜けた。
「しかし魔人ブウの奴、地球を破壊するとはな…。本当におっかねぇ奴だな…」
ナッパが言った。
バーダック達はみんなに支えられながら家に戻り、悟飯達を手当てした。
幸いにも、悟飯達はケガもなくどこも異常はなかった。
「それにしても、魔人ブウにそんな力があったなんて驚いたな」
未来の悟飯が言った。
「そうですね…。吸収した人の力を使いこなせるとは…」
未来のトランクスが言った。
「それに、地球がなくなっちゃった…。あたし達、もう帰れないのかしら…」
トナカは涙を流して言った。
すると、ベルが駆け込んで来た。
「みんな聞いてくれ！デンテ君がナメック星のドラゴンボールで、地球を復活させるつもりだ！それに、魔人ブウに殺された人間や動物も生き返るぞ！」
なんとデンテも助かっていた。
彼は界王神とともにナメック星に飛び、ドラゴンボールで地球を復活させたのだ。
さらにナメック星のドラゴンボールは以前よりもさらにパワーアップし、一度に複数の者を生き返らせることができるようになっていた。
これにより地球は復活し、さらにブルマやビーデル、クリリン達をはじめ、魔人ブウに殺された人間や動物達が全て生き返った。
その様子を衛星カメラが撮影し、地球と全人類、そして動物達が生き返った瞬間を見た地球人らは大喜びした。
しかし、まだ安心はできない。
今界王神界では、悟空とベジータが魔人ブウと戦っていた。
すると、ベジータの声が響き渡った。
「聞こえるか！世界の人間達！今ある所で、魔人ブウと戦っている戦士がいる。そこで力を貸してもらいたい！力を合わせて魔人ブウを倒すぞ！」
さらに悟空の声も聞こえた。
「みんなぁ！オラに元気を分けてくれ！」
悟空は魔人ブウを倒す為、元気玉を繰り出しそうとしていた。
「みんな、カカロットに力を貸してやるんだ！」
バーダックがみんなに言った。
「カカロット！お前は本当にすげぇ奴だぜ！下級戦士だったお前がここまで強くなったとはな！」
ナッパは大喜びで言った。
「あんたは本当にすげぇよ、カカロット！さすがオレ達サイヤ人の勇者だ！」
ターレスが言った。
「フリーザも倒し、全宇宙までも救うとはな…。兄として誇らしいぜ…」
ラディッツはクスンと鼻をすすって言った。
「さすが我がライバルだ！この戦いが終わったら、次はオレと組み手だ！楽しみにしてるぞ、カカロット！」
ブロリーが言った。
「父さん！頑張ってください！」
悟飯と未来の悟飯が声揃えて言った。
「…同じ声が同時に…」
ブロリーは思わず吹き出した。