いよいよ試合が始まった。
試合は順調に進み、悟空やベジータ、悟飯、ラディッツ、ナッパ、ターレスが勝ち進んでいった。
そして、次の試合が始まった。
リングの上では、少女と怖い顔をした大男が睨み合っていた。
「あれは、ビーデルさんだ！」
悟飯が言った。
「誰なんだ？そのビーデルって」
ターレスが言った。
ービーデルは、格闘家の世界チャンピオン・ミスターサタンの娘で、悟飯のガールフレンドである。
彼女は悟飯から技を教えてもらい、父親とは比べ物にならないほど強くなっていた。
ラディッツはおそるおそるスカウターで、ビーデルの戦闘力を測ってみた。
「どうですか？ビーデルさんの戦闘力は？」
悟飯はラディッツに言った。
「ふむ、なかなかの戦闘力だな。地球人にしては強いな」
ラディッツは驚きながら言った。
そして、対戦相手である大男にもスカウターを向けてみた。
すると、ラディッツはびっくりして固まってしまった。
「どうしたの？ラディー？」
クリスは心配して言った。
「あ、あいつ…、とんでもない戦闘力だ！地球人とは思えんぞ！」
なんと大男からは、地球人とは思えないほどの異常な戦闘力を隠し持っていたのだ。

その時、ビーデルが悲痛な叫びを上げた。
見ると、大男が猛烈な連続攻撃を繰り出し、ビーデルに重いダメージを与えていた。
それも、執拗に何度も攻撃をし続けていた。
「まずいぞ！このままではあの子が死んでしまうぞ！」
ターレスが言った。
「早くやめさせねぇと！」
バーダックはレフリーに、今すぐ試合を中断するように頼んだ。