Dear Saiyans 26話・ベジータ達の休日

そして、組み手を終えた三人はシャワーを浴び、牛乳を飲みながら休んでいた。
「ナッパにラディッツ、強くなったじゃないか…」
ベジータはフルーツ牛乳を飲みながら二人に言った。
「そう言うベジータも強くなったじゃねぇか。オレもびっくりしたぜ」
ナッパはコーヒー牛乳を飲みながら言った。
「やはりベジータは強いな…。オレも負けてられんな…」
ラディッツはイチゴ牛乳を飲みながら言った。

そこへブルマがお菓子を持ってやって来た。
「トレーニングお疲れ様。これママが作ったから食べて」
ブルマはベジータ達にお菓子を差し出した。
それは、ブルマの母親が作ったクッキーだった。
ベジータ達はクッキーをひとつ手に取り、ゆっくりと食べた。
「うまいな、このクッキー!」
ナッパは喜んだ。
「ブルマの母親は、いつもお菓子を作ってくれるからな」
ベジータは自慢気に言った。
「オレもカプセルコーポレーションに引っ越そうかな?」
ラディッツが言うと、ベジータはニヤリと笑って言った。
「だったら、このオレが毎日地獄のトレーニングで鍛えてやるぞ?泣くほどのな…」
「うぅ…、やっぱりやめた…」
ラディッツが固まると、ベジータとナッパは大笑いした。



クッキーを完食した三人は、街へ散歩することにした。
ベジータはブルマとトランクスに出かけると言うと、三人で街へ歩き出した。
「ふふふ、まさか再び三人揃って歩くとはな」
ベジータは微笑みながら言った。
「あぁ、それもこうやって平和に過ごせるなんてな」
ナッパが言った。
「そうだな。たまにはのんびりするのも良いよな」
ラディッツが言った。
広い道路には色とりどりの車が、そして多くの人で賑わっている街中を、三人は楽しそうに会話を弾ませながら歩いた。
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