すると、メタルクウラ・コアの動きが止まった。
「な、なんだ！？動けん！！」
見ると、なんとアバランが両手からコードを出して、メタルクウラ・コアの動きを封じていたのだ。
「きさま！何をする！？離せ！！」
メタルクウラ・コアはもがいた。
「こいつはオレが押さえる！クリス、ラディッツ！今のうちにコアを撃て！」
アバランが叫んだ。
アバランが言うには、ビッグゲテスターを動かしているのはメタルクウラ・コアで、彼の弱点であるコアを破壊すれば、ビッグゲテスターを完全に破壊できる。
しかし、ビッグゲテスターがなくなれば、メタルクウラやロボット、そして今やメタル化したアバランの機能も停止し、動かなくなってしまう。
「そんなことしたら、アバランも…」
クリスが言った。
「心配するな。奴らみたいに爆発はしない。永遠に動かなくなるだけだ」
アバランは笑って言った。そしてラディッツにこう叫んだ。
「早くしろ、ラディッツ！このままじゃもたないぞ！」
「チッ、アバランを量産型にしなかったのも失敗だったな…。この裏切り者めがぁ！！」
メタルクウラ・コアはアバランめがけて光線を放った。
「ぐあっ！ラディッツ！何をしている！！みんなを守るんだろ！？」
「…守りたいさ！」
「だったら早く撃て！！」
アバランは怒鳴った。
ラディッツは涙をこらえて、メタルクウラ・コアめがけて大きなエネルギー波を放った。

ーウィークエンド！！

ラディッツの大きなエネルギー波が、メタルクウラ・コアを貫いた。
「そ、そんな…バカな…！ぐああああ！！」
メタルクウラ・コアは大爆発した。
ラディッツ達は見事に、ビッグゲテスターを撃破したのだ。
やがて、機能を失ったビッグゲテスターが崩壊し始めた。
「ここにいたら危ない！急いで脱出しましょう！」
未来のトランクスが叫んだ。
「うん！アバラン、早く逃げよう！」
クリスはアバランに言った。
「あ、あぁ…」
アバランは、機能を失いかけて意識が朦朧としていた。
ラディッツ達は急いで、ビッグゲテスターを脱出した。