「みんな、大丈夫か…？」
ラディッツはぜぇぜぇと苦しそうに言った。
「だ、大丈夫…。すごく痛かったけど、負けなかった…」
クリスは涙を拭きながら言った。
「みんな、油断しないで！あれを見て！」
未来の悟飯が指を指して言った。
見ると、そこには全身機械仕掛けの巨大なメタルクウラ・コアが姿を現した。
「きさまら…、もう許さんぞ！！」
メタルクウラ・コアは怒りを込めて、ラディッツ達に巨大な拳を振りかざした。
「チイッ！フリーザがかわいく見えるな…」
ラディッツが言った。
「当たり前だ！オレは弟のようにはいかんぞ！！」
メタルクウラ・コアはラディッツと未来の悟飯を捕らえると、またエネルギーを吸収し始めた。
「ぐああああ！！」
「うわああああ！！」
ラディッツと未来の悟飯が苦しみ出した。
「やめて！ラディーと悟飯さんを離して！」
クリスはラディッツと未来の悟飯を助けようと、ノコギリ状の気弾を放った。
ラディッツと未来の悟飯を捕らえたコードが切れて、二人は助かった。
「おのれぇ、クリス！我が一族の面汚しがぁ！！」
メタルクウラ・コアはさらに激怒し、クリスを吹き飛ばした。
クリスは大きく吹き飛ばされ、壁に叩きつけられた。
「あの時、フリーザの影を背負うという罰を与え生かしておいたが、どうやら間違いだったようだな…。では、きさまをここで処刑する！！」
そう言うと、メタルクウラ・コアは巨大な針をクリスに向けた。
「安心しろ、クリス。すぐにきさまの友達にも会わせてやる。あの世でな…」
メタルクウラ・コアはニヤッと笑って言った。
クリスは覚悟を決めて目を瞑った。
「クリス！！これで終わりだぁ！！！」
メタルクウラ・コアは針を突き立てた。