Dear Saiyans 25話・ビッグゲテスターからの脱出

その時、恐ろしい声が響き渡った。
「クリスにアバラン、そして愚かなサイヤ人共。きさまらのせいで、せっかくの大量の生命エネルギーを捕り逃してしまった…」
そこにはメタルクウラの本体、メタルクウラ・コアがいた。
メタルクウラ・コアは、クリス達によってナメック星人らを逃がしたことに腹を立てていたが、ラディッツ達を見るとニヤリと笑って言った。
「だが、お前達からは相当なエネルギーを感じられる。このエネルギーを使えば、大量のメタルアバランやメタルクリス、そしてメタル超サイヤ人を量産することができる!」
その時、ラディッツ達は電気が走ったような激痛に襲われた。
生命エネルギーを吸いとられてしまったのだ。
ラディッツ達は、これまでにない断末魔の叫びを上げた。

やがて、エネルギーを吸いとられたラディッツ達は動かなくなった。
「ははは、どうやらエネルギーを全て吸い尽くしたようだな。だがいい収穫だった。感謝するぜ…」
メタルクウラ・コアは満足そうに言った。
ところが、なぜかラディッツ達からエネルギーが大量に送られていた。
それどころか、エネルギーがどんどん溢れだし、とうとうオーバーヒートを起こした。
「な、なんだと!?やめろ、オーバーヒートする!限界だ!!」
さすがのメタルクウラ・コアも焦り始めた。
しかし、それでもラディッツ達は力の限りエネルギーを送り続けた。
やがてビッグゲテスターのあちこちが爆発し、中にいたメタルクウラやロボットが次々と爆破した。
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