Dear Saiyans 25話・ビッグゲテスターからの脱出
こうして一行はナメック星人に別れを告げ、無事に地球に帰ることができた。
そして、バーダックはブルマ達にこれまでのことを話した。
ブルマ達は驚き、ベジータはちょっぴり悔しがっていた。
今は亡きライバル・カカロットだけでなく、かつて仲間だったラディッツ達やバーダック達に先を越されたように感じたからだ。
その後、ブルマの提案によって、カプセルコーポレーションでアバランとリアの結婚式が行われた。
アバランの着ているタキシードも、リアの着ているウェディングドレスも、カプセルコーポレーションお手製の衣装だ。
そして、アバランとリアの子ども達も、かわいい衣装を身につけてはしゃいでいた。
アバランとリア、そして両親や子ども達は大喜びだった。
バーダック達もブルマ達もアバランとリアの結婚を祝ってパーティーをしていた。
すると、そんな中でラディッツがある気配を感じた。
ラディッツはご馳走を食べるのを止めると、こっそり席を離れた。
そして、やって来たのはカプセルコーポレーションの建物の裏だった。
ラディッツはキョロキョロと辺りを見回した。
すると、後ろから声がした。
「よぉ!ラディッツ。久しぶりだな」
なんとそこには弟・カカロットこと、悟空が立っていた。
「カ、カカロット!?」
ラディッツはびっくりし、涙が出そうになった。
悟空はあの世からずっと、クリス達とラディッツ達の活躍を見ていた。
本当は助けてあげたかったが、現世に戻ることができず、ただひたすら見守るしかなかった。
しかし、クリス達とラディッツ達が強敵を倒し、異星人を生き返らせ、そしてアバランとリアが結婚できたことが嬉しくて、思わず飛び出してきたのだ。
「ラディッツおめぇ、すげぇ強くなったな。それにだいぶ優しい顔になったじゃねぇか」
悟空はニコニコして言った。
「へっ、まぁな…」
ラディッツは照れてしまい、返す言葉がなかった。
そして悟空にこう言った。
「なぁカカロット。お前も一緒にパーティーに来ないか?ご馳走もたくさんあるぞ」
しかし、悟空は残念な顔をして首を横に振った。
「そうしたいところなんだけど、オラはもうここには居られねぇんだ…。だからオラの分も、楽しんでくれ」
「カカロット…」
ラディッツの目から涙がこぼれた。
すると。
「おーい、ラディッツ!どこにいるんだ?もうすぐビンゴ大会が始まるぞー!」
「ラディー!どこにいるの?早くおいでよー!」
ナッパとクリスがラディッツを呼んでいた。
「ほら、みんなが呼んでっぞ。それにオラもそろそろ行かねぇと、閻魔のおっちゃんに怒られちまうから」
悟空は少しあわてて言った。
「あ、あぁそうだな。オレも行かなくてはな」
ラディッツもあわてて席に戻ろうとした。
そして振り向きざまに悟空に言った。
「…またな、カカロット…」
「…元気でな、兄ちゃん…」
そして、ラディッツがパーティー会場に戻ると、ビンゴ大会が始まった。
ブルマが用意した景品はどれも豪華で、特賞としてドラゴンボールが用意されていた。
地球人もサイヤ人も、そしてクリス達もパーティーを楽しんでいた。
続く
そして、バーダックはブルマ達にこれまでのことを話した。
ブルマ達は驚き、ベジータはちょっぴり悔しがっていた。
今は亡きライバル・カカロットだけでなく、かつて仲間だったラディッツ達やバーダック達に先を越されたように感じたからだ。
その後、ブルマの提案によって、カプセルコーポレーションでアバランとリアの結婚式が行われた。
アバランの着ているタキシードも、リアの着ているウェディングドレスも、カプセルコーポレーションお手製の衣装だ。
そして、アバランとリアの子ども達も、かわいい衣装を身につけてはしゃいでいた。
アバランとリア、そして両親や子ども達は大喜びだった。
バーダック達もブルマ達もアバランとリアの結婚を祝ってパーティーをしていた。
すると、そんな中でラディッツがある気配を感じた。
ラディッツはご馳走を食べるのを止めると、こっそり席を離れた。
そして、やって来たのはカプセルコーポレーションの建物の裏だった。
ラディッツはキョロキョロと辺りを見回した。
すると、後ろから声がした。
「よぉ!ラディッツ。久しぶりだな」
なんとそこには弟・カカロットこと、悟空が立っていた。
「カ、カカロット!?」
ラディッツはびっくりし、涙が出そうになった。
悟空はあの世からずっと、クリス達とラディッツ達の活躍を見ていた。
本当は助けてあげたかったが、現世に戻ることができず、ただひたすら見守るしかなかった。
しかし、クリス達とラディッツ達が強敵を倒し、異星人を生き返らせ、そしてアバランとリアが結婚できたことが嬉しくて、思わず飛び出してきたのだ。
「ラディッツおめぇ、すげぇ強くなったな。それにだいぶ優しい顔になったじゃねぇか」
悟空はニコニコして言った。
「へっ、まぁな…」
ラディッツは照れてしまい、返す言葉がなかった。
そして悟空にこう言った。
「なぁカカロット。お前も一緒にパーティーに来ないか?ご馳走もたくさんあるぞ」
しかし、悟空は残念な顔をして首を横に振った。
「そうしたいところなんだけど、オラはもうここには居られねぇんだ…。だからオラの分も、楽しんでくれ」
「カカロット…」
ラディッツの目から涙がこぼれた。
すると。
「おーい、ラディッツ!どこにいるんだ?もうすぐビンゴ大会が始まるぞー!」
「ラディー!どこにいるの?早くおいでよー!」
ナッパとクリスがラディッツを呼んでいた。
「ほら、みんなが呼んでっぞ。それにオラもそろそろ行かねぇと、閻魔のおっちゃんに怒られちまうから」
悟空は少しあわてて言った。
「あ、あぁそうだな。オレも行かなくてはな」
ラディッツもあわてて席に戻ろうとした。
そして振り向きざまに悟空に言った。
「…またな、カカロット…」
「…元気でな、兄ちゃん…」
そして、ラディッツがパーティー会場に戻ると、ビンゴ大会が始まった。
ブルマが用意した景品はどれも豪華で、特賞としてドラゴンボールが用意されていた。
地球人もサイヤ人も、そしてクリス達もパーティーを楽しんでいた。
続く
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