そして、あっという間にロボット兵を全て倒すことができた。
「もう大丈夫だよ。さぁ、ここはもう危ないから一緒に行こう」
ベルはナメック星人の子ども達に言った。
その時、クリスが叫んだ。
「え？クウラ！？」
みんなはびっくりして振り返った。
なんとそこにはクウラが立っていた。
そのクウラは、まるでクリスタルかガラスのように青くて透き通った姿をしていた。
「…久しぶりだな、クリス。まさかこんな所で会うとはな…」
クウラはニヤリと笑って言った。
「クウラ、君は悟空さん達に倒されたんじゃなかったの！？」
クリスが言った。
「確かにオレはサイヤ人の奴らに倒された。だが、オレはビッグゲテスターの高度な科学力によって、メタルクウラとして復活することができたのだ！」
なんとクウラは、ビッグゲテスターの力で復活したのだった。

実はクリスが家を飛び出したあの日、クウラは悟空達と戦っていた。
最初は悟空を打ち負かしていたクウラだったが、超サイヤ人に変身した悟空のかめはめ波によって、太陽まで飛ばされ消失したのだった。
ところが、クウラは完全に消えた訳でなく、クウラの体の一部が宇宙を漂い続けていた。
そこへビッグゲテスターがやって来たことによって、クウラはビッグゲテスターと融合し、メタルクウラとして復活することができたのだ。
「そうか、わかったぞ！他の星の連中が殺されたのも、てめぇの仕業だな！！」
バーダックが怒鳴った。
「その通りだ。オレ達は他の星の生命エネルギーを取り込むことによって、こうして活動することができるのだ」
メタルクウラは腕を組みながら言った。そして、不敵な笑みを浮かべて言った。
「きさまら、見違えるほど強くなったらしいな…。オレ達にとっては最高のご馳走になりそうだ…。ではいただくとするか…、その生命エネルギーを！！」
メタルクウラはものすごい勢いでバーダック達に飛びかかった。
「へっ！たった一人でオレ達に敵うと思ったか、若造が！」
バーダックは構えたが、メタルクウラはまたニタッと笑って言った。
「オレ一人だけだと思ったか？」
その時、クリス達とラディッツ達がパニックに陥った。