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Dear Saiyans 24話・恐怖の星喰い星

「正気かよあんた!相手は星を破壊し、異星人をエネルギーにする危険な奴だぜ!」
ナッパはノーマンに言った。
ノーマンは言った。
「実はオレも、クリス君やラディッツ君達、そして知り合いだった悟空さんの姿を見て、いつしかオレもみんなの為に強くなりたいと思うようになり、筋トレや格闘まで始めたんだ…」
ノーマンは、いつも地球でがんばっているバーダック達や悟飯、ベジータ達、そしてかつて地球を守った今は亡き悟空の姿に心を打たれ、自分もみんなを守れる強い戦士になりたいと思うようになっていたのだ。
しかし、いくらトレーニングをしたとはいえ、地球人の戦闘力は限界がある。
バーダック達は反対した。
「あんたの気持ちは分かるが、とてもあんたの力じゃ敵う相手じゃないんだ。もしあんたが死んじまったら、妻も子ども達もかわいそうだ。だから…」
しかし、ノーマンのまっすぐな気持ちは変わらなかった。そして、こんなことを言った。
「実は、バーダックさん達のトレーニングをこっそり観察してたんです。そして試行錯誤をしていくうちに、こんなこともできるようになったんですよ!」
そう言うと、ノーマンは地面を蹴っておもいっきりジャンプした。
するとなんと、ノーマンが空に浮いたのだ。
さらに岩山目掛けて、エネルギー弾まで放った。
みんなはびっくりし、言葉を失った。
「…ノーマンさん…。いつの間にそんな力を…」
クリスは何がなんだか分からなくなっていた。
ノーマンは地面に降りると、バーダックに頭を下げて言った。
「オレはクリス君達からいろんなことを教えてもらった。そして、オレも家族や仲間を守る為に頑張りたいと思った。だから、オレにも行かせてください!この力を試す為に!」
ノーマンの必死な願いに、バーダックは心を打たれた。
「…わかった。そこまで言うなら一緒に行こう。ただし、危ないと思ったらすぐに逃げるんだぞ」
「あ、ありがとうございます!」
ノーマンは嬉しくて涙が流れた。
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