見ると、画面右側にあった新ナメック星に、大きな星が近づいてきた。
するとその星は、長い足のようなものを伸ばして新ナメック星にピッタリと張りつき始めた。
「な、なんだありゃ！？」
ナッパはびっくりした。
するとジングルが立ち上がってこう叫んだ。
「あれは、『ビッグゲテスター』だ！！」
「なんだ？そのビッグ…なんとかって？」
ラディッツはきょとんとした。

ビッグゲテスターとは、元々は廃棄された小さなコンピューターだったが、宇宙を漂っていた廃棄された人工衛星や宇宙船などを吸収し、大きな星として成長した機械惑星のことである。
しかし、ビッグゲテスターはただの機械惑星ではない。
実は、宇宙を廻って、生命エネルギーに満ちた星を破壊し、吸収してしまう恐ろしい性質があることから、『星食い星』として恐れられているのだ。
さらに、ビッグゲテスターには多くのロボット兵がいて、異星人をさらっていくという。
そして捕まった者は最後、残酷な方法で殺されてビッグゲテスターの生命エネルギーとなってしまう。
恐ろしい話に、会議室は凍りついた。
「す、すげぇおっかねぇ星だな…」
ナッパは冷や汗をかいた。
「どうりで一度に大勢の異星人がやられたと思ったぞ…」
サクロスが言った。
「…っていうか早くしないと、ナメック星人の連中もやられちまうぞ！」
スーノは大慌てで言った。
「そ、そうだな！早速出発しなくては！」
バーダックは緊急出動命令を出した。そして、ノーマンに謝った。
「ノーマン、すまないな。せっかく来てくださったのに…」
すると、ノーマンはこう言った。
「オレにも行かせてください！」
「な！？」
「え、ノーマンさんも行くんですか！？」
なんとノーマンも同行すると言い出したのだ。