Dear Saiyans 24話・恐怖の星喰い星

すぐにモニターに色とりどりの星が映し出された。その中には新ナメック星があった。
今のところは何の変化もなかった。
バーダック達は仕方なくしばらく待つことにした。

すると、インターホンが鳴った。
クリスが出てみると、そこにはノーマンがいた。
ノーマンはリンゴとみかん、そして野菜をバーダック達にお裾分けしに持ってきたのだ。
「やぁ、クリス君。差し入れを持ってきたよ」
「あ、ありがとうございます」
その時ノーマンは、クリスがいつもと違うことに気づいた。
「君、なんだか困った顔をしてるな。何かあったのかい?」
「えぇ、実は…」
クリスはこれまでのことをノーマンに話した。
「宇宙のどこかで、宇宙人達を襲ってる奴がいるって!?これは大変だな!」
ノーマンはびっくりした。そしてこう言った。
「もしできたら、オレにも見せて欲しいんだ。すごく気になるんだ」
「え?あ、うん…」
クリスは早速バーダックに報告した。
「わかった。入れてやってくれ」
バーダックは了解してくれた。
クリスはノーマンのところに戻ると、早速会議室に案内した。
「こんにちは、お邪魔します」
ノーマンが挨拶すると、バーダック達も一斉に挨拶した。
「いやいや、急にすみません。オレも心配になって…」
ノーマンは申し訳なさそうに言うと、バーダックは微笑んで言った。
「いやいやかまわないさ。さぁ、席にかけてくれ」
バーダックはノーマンを席に座るように促した。
ノーマンは、モニターに映る様々な惑星に驚いていた。
「すごいな。宇宙にいろんな星がたくさんあるんだな…」
「はい、あれが新ナメック星で、こっちにあるのが…」
クリスはノーマンに、モニターに映し出された惑星のことを教えた。
「なるほど、これは妻と子ども達に教えてやらないとね」
ノーマンはニコニコして言った。
その時、周りがあわただしくなった。
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