なんとかごまかしたアバランは、バーダック達をナメック星人が閉じ込められている牢屋に案内した。
ドアを開けると、そこには大勢のナメック星人が檻に閉じ込められていた。
ナメック星人達は、メタルクウラに変装したバーダック達を見てびっくりしたが、クリスとラディッツがスーツを脱いで言った。
「皆さん、ぼくです！クリスです！助けに来ましたよ！」
みんなはクリス達とサイヤ人達の姿を見て安心した。
「おお！クリス君か！助けに来てくれたんだな！」
新たにナメック星の最長老となったムーリは大喜びだ。
「みんな、すまなかったな…」
アバランはみんなに謝ると、檻のカギを開けた。
「それにしてもお前、なぜ我々を助けに？」
若いナメック星人はアバランに言った。
「クリス達に会ったおかげだ…」
アバランが言った。
「そうだ、アバラン。どうして今まで異星人達をさらっていたのか、教えて欲しいんだ」
ベルが言った。
「あぁ、これから案内する。ついて来てくれ…」
アバランは、ナメック星人達にもスーツを着せて、ある場所に案内した。


着いた場所は、薄暗い部屋だった。
そしてそこには、フリーザ一族の女性がいた。
彼女はうっすらとしたピンクの体表に、ピンク色の水晶を持った美しい姿をしていた。
「え！？クウラ！？」
フリーザ一族の女性は震えた。
「大丈夫だ。彼らは変装した人達だ」
アバランは彼女をなだめた。
「え？誰なの？その子は」
クリスが言った。
アバランはみんなに言った。
「…紹介する。彼女はリア、オレの恋人だ。そして…」
次にアバランはおいでと言うと、陰に隠れていた二人のフリーザ一族の子ども達が出てきた。
「オレとリアの子ども達だ」
なんと、アバランと恋人のリアとの間に、かわいい双子が生まれていたのだ。
「ええ！？アバランの子！？」
「うそでしょ！？」
みんなはびっくりした。




続く