その途中、ギネと合流した。
彼女は女性研究員を抱えながら、大慌てでクリスに言った。
「大変よ！バイオブロリーが男爵を攻撃したの！それにバーダック達がケガをしてるわ！」
「え、師匠ー！ラディー！みんなぁー！」
クリスは大慌てで飛び出した。


中に入ると、辺り一面培養液の海と化していた。
そして、バーダックと悟天、トランクス、18号、ラディッツがボロボロになっていた。
「みんな！今行くよ！」
クリスは大慌てで駆け寄った。
すると。
「近づくな！！」
バーダックが叫んだ途端、培養液が上から流れ落ち、バーダックの背中を直撃した。
「ぐあああああ！！！！！」
「師匠ーーー！！！」
その時、大きな気弾がバーダックを弾き飛ばした。
その瞬間、バーダックとクリスの体が何者かに持ち上げられ宙に浮いた。
クリスがふと見上げると、なんとブロリーだった。
「大丈夫か？お前達」
ブロリーはバーダックとクリスに言った。
「あ、ありがとう！ブロリーさん！」
クリスは涙を流した。

ブロリーはバーダックとクリスを安全な高台に避難させた。そこには、悟天にトランクス、ラディッツ、18号、そしてクリリンがいた。さらに後ろには、サタンと男爵、仲間の男も避難していた。
「よし、あとはあいつだけだな…」
ブロリーはバイオブロリーを見て言った。
「ど、どうするんですか？」
クリスが言った。
ブロリーはバーダック達をそっと見て言った。
「ここもいずれ、培養液に沈んでしまうぞ。早く脱出しろ」
そしてそのまま飛び去った。
「ブロリーさん！どこ行くの！？」
「危ない！戻ってよ！！」
悟天とクリスが叫んだ。
その瞬間、目の前に大量の培養液の滝が流れ出した。
「もうダメだ！早く脱出するぞ！」
ラディッツが言った。
彼らはブロリーが心配だったが、泣く泣く脱出した。