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Dear Saiyans 23話・クリスの力

悟天とトランクスの話によると、ここはサタンの幼なじみで、ライバルだった男爵の豪邸であり、遺伝子工学技術の高い研究所でもあった。
そして、広い中庭にいた謎の人々は、その遺伝子工学で造り出されたバイオ戦士と呼ばれる戦士だったのだ。
「あいつら、遺伝子組み換えで作られたんだ…」
ラディッツは目を丸くして言った。
「地球にそんなすげぇ技術があったとは驚きだな…」
バーダックもびっくりだ。
「でも、そのバイオ戦士って人達が悪いやつじゃないといいけど…」
クリスは心配だった。
「それにあの男爵って人、サタンさんをすごい敵対してるみたいね。何かあったのかな?」
ギネは悟天とトランクスから聞いた男爵の企みが気になっていた。
「とにかく確かめる必要がありそうだ。それに、悟天達に万が一のことがあったら困るからな」
バーダックは悟天とトランクスの身を案じて、一緒に行動することにした。

中に入ると、目の前に広いスタジアムが広がっていた。
そこにいたのは、サタンとバイオ戦士、そして人造人間18号だった。
「あいつは18号じゃないか!なぜここに?」
ラディッツが言った。
「サタンさんに頼まれてここに来たんだ」
トランクスが言った。
「実は18号さん、クリリンさんと結婚したんだよ。しかも、マーロンちゃんっていう子もいるんだ」
「え!?」
ラディッツとクリスはびっくりした。
「こいつは驚いた。18号がクリリンと結婚したなんてな」
「しかも娘さんまでいるんだね!会ってみたいなぁ」
バーダックとギネは喜んだ。

すると、悟天とトランクスが何かを見つけた。
「ねぇ、あの人どこかで見たような気がするけど…」
悟天が言った。
「ん?あの男爵の隣の人?」
トランクスが言った。
クリスは二人が言う男爵の横で立っている人物を見てハッとした。
「あの人、ブロリーさんがいた村の祈祷師さんじゃない!?」
なんと、男爵の横にいたのは、ラディッツ達と悟天達が巨大恐竜から守った村の祈祷師だったのだ。
「なぜこんなところにいるんだ?あの男爵の知り合いなのか?」
バーダックが言った。
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