Dear Saiyans 22話・伝説の超サイヤ人

次の日、悟飯と悟天、ラディッツ、そして未来の悟飯と未来のトランクスの五人はトレーニングをしていた。
その頃クリス達は、西の都でブルマ達と一緒に買い物をしていた。
悟飯達は悟天に、超サイヤ人に変身する方法を教えた。
「超サイヤ人になるには、怒り、つまりうんと怒ったことで変身するんだ」
「そうなんだ。ねぇ兄ちゃん達、超サイヤ人になってみてよ」
悟天は無邪気に言った。
悟飯達は気を高めると、一瞬で超サイヤ人に変身した。
悟天は大はしゃぎだ。
「これが超サイヤ人ってやつだ。さぁ悟天、オレ達におもいっきり石つぶてを投げてみろ。遠慮はいらんぞ!」
ラディッツは悟天に言った。
「わかった。いくよ!ラディッツ叔父ちゃん達!」
悟天は石ころをめいっぱい飛ばした。
悟飯達は悟天の投げた石ころを軽々とかわし、敵の攻撃を避けるコツを悟天に教えた。
「次は悟天の番だから、しっかり見ておくんだぞ!」
未来の悟飯は石ころをかわしながら言った。
「うん!ぼくも頑張るよ!」
悟天はそう言って、最後の一個をおもいっきり投げた。
するとその石ころだけが、ものすごい勢いでラディッツに向かって飛んできた。
ラディッツはびっくりして、間一髪のところで避けた。
「な、なんだ今の戦闘力は!?」
ラディッツは心臓をバクバクさせて言った。
「つ、次は悟天の番だよ。準備は、いいかい?」
悟飯は苦笑いしながら言った。
「オッケー!あ、でもその前に、と!」
なんと悟天も超サイヤ人に変身したのだ。
悟飯とラディッツ達はびっくりして出す言葉もなかった。
まだ幼い悟天が、怒りに震えることなくいきなり超サイヤ人に変身するなんて考えられなかった。
「まるで、超サイヤ人のバーゲンセールだな…」
ラディッツは苦笑いして言った。
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