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Dear Saiyans 22話・伝説の超サイヤ人

セルゲームから7年後。

幼かった悟飯は成長し、立派な若者になった。
そして、悟天というかわいい弟もいた。
悟天は最初は、ラディッツを見てびっくりしたが、すぐに心を開き仲良くなった。
さらに、当日まだ赤ん坊だったトランクスも、今ではやんちゃな男の子に成長していた。
そして、未来の悟飯と未来のトランクスとも仲良くなり、自分達のいた世界のことを話したりもした。
「ええ!?未来の悟飯さんと未来のオレの世界って、すごい大変だったんだ!」
「しかも18号さん達が悪者だったなんて!」
悟天とトランクスは、未来の悟飯と未来のトランクスの話にびっくりした。
そのあとも、未来の悟飯の話にびっくりして飛び上がったりもした。
「…という訳だったんだ…。だからオレ達は、君たちの姿と、ベジータさんやクリリンさん達の元気な姿を見て、すごく幸せなんだ」
「一度はこの世界にも、悪い人造人間が現れて大変だったけど、また平和になれてよかったんだ…。ただ、悟空さんが…」
二人は悟天とトランクスに、悟空と悟飯が命をかけて地球を守ったことを話して聞かせた。
「…だから君たちも、みんなを守る強くて優しい戦士になるんだよ」
「うん!ぼく達も強くなって、みんなを助けるよ」
悟天とトランクスは元気に返事をした。


その頃、クリスとラディッツは悟飯と釣りをしていた。
クリス達フリーザ一族は、子供の時期が長いため、地球人やサイヤ人よりも成長が遅いのだ。
今のクリスの年齢は17歳ぐらいだが、昔と変わらず鈴を転がすようなかわいらしい声のままだった。

三人は、釣った魚を食べながら天下一武道会のことを話した。
「テンカイチ、ブドウカイ?なんなんだ、それは?」
「ブドウカイって、何かの大会なのかな?」
ラディッツとクリスは、天下一武道会を知らなかった。
天下一武道会とは、ある島で開催される大会のことである。
しかも不定期で開催されるため、ラディッツ達はその事を知らなかったのだ。
「ほぅ、地球にそんな大会があったとはな」
「それに、7年前にセルゲームで頑張ったミスターサタンさんって、天下一武道会のチャンピオンだったんですね。すごいなぁ」
ラディッツとクリスが言った。
「せっかくですから、ラディッツさんやクリス君も出場してみてはどうでしょうか?ベジータさんも出るらしいですよ」
悟飯の言葉に、ラディッツはキリッとした表情になった。
「ベジータも出るのか。ふふふ、サイヤ人の血が騒ぐぜ」
「ラディーったら、相変わらずだね」
三人は大笑いした。
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