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Dear Saiyans 21話・孫悟空よ、永遠なれ…。

ラディッツ達は、いつもと違う悟空のことが気になっていた。
「なぁ、今のカカロット、明らかに様子が変だよな」
ナッパが言った。
「あぁ、あんなカカロット初めて見たぞ?何があったんだ?」
ターレスが言った。
「もしかしたら、心臓病が治ったばかりだから、まだ本調子じゃないのかもしれないな」
ベルが言った。
「あぁ、そう言われてみれば確かにそうかも」
ジングルが言った。
しかし、バーダックとギネ、ラディッツ、クリス、そして未来の悟飯は違っていた。
「…本当に本調子じゃなかったら、あそこまでセルと互角になれるはずはない…。これは何か良くないことがありそうだな…」
バーダックが言った。
「…もし、万が一そうだったら、私達で助けてあげないと…」
ギネは心配そうに言った。
「ぼくもそう思います…」
クリスも心配だった。
「カカロットの奴、一体どうしちまったんだ…」
ラディッツも心配だった。

すると、悟空が声をあげた。
「おめぇの出番だぞ!悟飯!」
「ええっ!!」
「何?!」
なんと、悟空は悟飯を指名したのだ。
「何を考えているんだ、カカロット!まだ幼い孫を出場させるなんてよ!危険にも程があるだろ!!」
バーダックは怒った。
「父さん!それならオレにやらせてください!」
未来の悟飯が言った。
しかし、悟空は首を横に振って言った。
「確かに、おめぇは強い。でも、今のおめぇはもうセルと戦える体じゃねぇ。もうこれ以上、トランクスを悲しませないでくれ…」
「…父さん」
悟空はどういう訳か、どうしても悟飯をセルと戦わせたがっていた。
確かに今の悟飯は、未来の悟飯とは比べ物にならないほど強いことは分かっていた。とはいえ、まだ幼い子供だ。だからみんなは心配だった。
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