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Dear Saiyans 20話・セルゲーム

翌日、激しい任務を終えたラディッツ達は、先日の疲れを癒す為にパオス山のキャンプ場でのんびりと過ごしていた。
そこには、ラディッツ達とクリス達に救助された人々も参加していた。
人造人間によって心身共に傷付いた人々を元気にするために、バーダックが招待したのだ。
これにより、人々は次第に元気を取り戻し、レクレーションを楽しんでいた。
クリス達は子供達と遊び、ラディッツ達は男たちと釣りを楽しんだ。
「みんなが元気になって、よかったですね」
クリスはバーダックに言った。
「ああ、たまにはこういうレクレーションもいいな」
実はバーダック達は、パオス山の村の町内会と協力関係にあり、救助活動はもちろん、村や町で開催する祭りやレクレーションを考案することもできるのだ。
人々は、フリーザから逃れ、パオス山で暮らしているサイヤ人ともすっかり打ち解け合い、仲良くなった。
「今は平和だけど、いつセルが襲ってくるか…」
トランクスは不安だったが、サクロスが言った。
「実はこのレクレーションに、セル襲来に備えた訓練もあるんだよ」
実はこのレクレーションはただの行事ではなく、セルが襲撃してきた時のための、抜き打ち避難訓練も取り入れているのだ。
すると、三人の親子がラディッツのもとにやって来た。
なんと、悟空とチチ、悟飯だった。
悟空の心臓病はすっかり治り、元気を取り戻していたのだ。
「カカロット!治ったのか!」
「あぁ、今はもうすっかり良くなったぞ。ありがとうな、ラディッツ」
「よ、よかったなぁ!カカロット!ったく、心配させやがって…!」
ラディッツは大喜びだ。
「カカロットさん!治ったんですね!よかったぁ!」
クリスも大喜びだ。
「あぁ、ありがとうな」
悟空はラディッツとクリス達にも、お礼を言った。
そして、一番喜んだのが、未来の悟飯だった。
「と、父さん…。本当に、よかった…」
「よしよし、悟飯。もう大丈夫だ」
未来の悟飯は大粒の涙を流して、悟空に抱きついた。
悟空は、未来の悟飯を優しく抱きしめた。
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