「やめろ！こいつに手を出すな！オレが許さないぞ！」
未来の悟飯が前に出た。
セルは未来の悟飯を見て驚いた。
「貴様！どうやって生き返ったのだ！？データではお前は死んだはずでは！」
「わからない…。だが、お前を完全体になんかさせないぞ！」
未来の悟飯が言った。
それを聞いてセルは笑った。
「ははは！威勢がいいな、小僧。だが所詮、私の敵ではない！」
セルは勢いよく飛びかかった。
すると、セルは気弾を食らった。
見ると、そこにはクリリンと青年トランクス、さらにベジータがいた。
「みんな！ここはオレ達に任せて、早く逃げるんだ！」
クリリンが叫んだ。
「あ、ありがとうございます！クリリンさん！」
クリス達は家に避難しようとした。
ところが、セルは思いもよらない技を出した。
「逃がすか！」
ー太陽拳！！
なんとセルが太陽拳を使ったのだ。
太陽拳は名前の通り、太陽のような強い光を発して、相手の目を眩ませる技である。
太陽拳を食らったクリリン達とクリス達は、完全に目を眩ませてしまった。
「うわぁ！目が！何も見えないよ！」
「ち、ちくしょう！！あいつめー！！」
その時、18号の悲鳴が響いた。
なんと18号が、セルに飲み込まれようとしていた。
「や、やめろ！やめるんだぁ！！」
クリリンは必死でセルを攻撃したが、とうとう18号はセルに取り込まれてしまった。
クリス達が気がついた時には、もうセルは完全体になってしまっていた。
その姿は、今までの不気味な姿ではなく、人間に近くキリッとしていた。
セルは笑みを浮かべると、クリリン達やラディッツ達、そしてクリス達を吹き飛ばして去って行った。