Dear Saiyans 18話・恐怖の人造人間

悟空は超サイヤ人に変身して、人造人間と戦っていた。
ところが、その時の悟空は、いつもと違って弱々しく苦しそうだった。
何度か咳き込み、痛そうに左胸を押さえていた。
そんな悟空の様子を見ていた未来の悟飯は、突然慌て出した。
「まずい!父さんが心臓病になってる!」
なんと悟空は、知らない間に感染したウイルスによって、心臓病を患ってしまったのだ。
このままでは、悟空の命が危ない。
しかし、悟空を倒すことに執着している人造人間は、容赦なく悟空を攻撃していた。
「やめろ!人造人間!!」
「きさま!カカロットに何しやがる!!」
「オレのガキに手ぇ出すな、ゴラァ!!」
ラディッツと未来の悟飯、そしてバーダックが怒って飛び出した。
すると、人造人間が大きく吹き飛ばされた。
なんとベジータが駆けつけてきたのだ。
「カカロットを倒すのは、このオレだ!」
相変わらず打倒悟空に燃えるベジータだが、どこか頼もしさを感じた。

ベジータが人造人間と戦っているスキに、バーダック達はクリリン達と合流した。
彼らは、数年前にラディッツが悟空と会ったカメハウスで、悟空の治療をしようとしたが、今の悟空はウイルスに心臓を蝕まれ、とても危険な状態だった。
そこでバーダックは、悟空を家に連れて帰り、治療をすることにした。
実は、クリス達とラディッツ達の家には、ケガや病気を直す医療施設がある。
その医療施設は、かつてクリスが使っていた宇宙船で、ブルマに改造され、医療施設として生まれ変わったのだ。
しかも家は、ノーマン一家の住んでいる森にあるため、人造人間に見つかる可能性はめっぽう低い。
バーダック達は、悟空を安全に治療するべく、家に連れて帰ることにしたのだ。
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