今日はクリス達とラディッツ達の休日の日。
ラディッツ達が庭で遊んでいる頃、バーダックは仕事を終えて、テレビを見始めた。
彼はお気に入りであるクイズバラエティー番組を見て、時々笑いながら見ていた。
そして、テレビを見終えたバーダックは、満足した表情で次の仕事に取りかかった。
今度はラジオをかけ、流れてくる洋楽を聞きながら、クリス達とラディッツ達のレポートをまとめていた。
すると突然、ラジオが洋楽を止め、臨時ニュースに変わった。
「何があったんだ？」
バーダックはラジオから流れるニュースに、耳を傾けた。
その内容は信じられないものだった。
「今日未明、南の都の南西から9㎞地点の島にて、二人の男らが島の住民らを襲いました。また男らは、光線攻撃や素手などで、町を破壊しているとのことです」
恐ろしいニュースに、バーダックは思わず大声でクリス達とラディッツ達を呼び集め、急いでテレビを点けた。

テレビに映っていたのは、めちゃくちゃになった町と、大ケガをした人々だった。
さらに死者まで出てしまい、大変なことになっていた。
「酷い！一体誰がこんなことを…」
クリスは怒った。
「こうしちゃいられねぇ…。ラディッツ！みんな！今すぐ島に行き、生き残った人々をこのパオス山に避難させるんだ！ここなら奴らは来ないはずだ！」
バーダックはラディッツ達に出動命令を出した。
「わかった！オレ達の力で、みんなを助けてやろうじゃねぇか！」
「早くしなきゃ、みんなやられちゃう！急ごう！」
クリス達とラディッツ達は、急いで車庫に向かった。