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Dear Saiyans 17話・新たな出会い

その時、若い男性の悲鳴が聞こえた。
クリス達とラディッツ達は、悲鳴の聞こえた方向へ走り出した。
そこはキャンプ場だった。
「誰かが遭難したのかもしれないな。よし、手分けして探すぞ!」
ラディッツはみんなに言った。
みんなはスカウターで、用心深く捜索した。
その時、ナッパのスカウターが反応した。
「む!遭難者と思われる人が二人と、怪しい反応が5人もいるぞ!もしかしたら、誰かが山賊かなんかに襲われているかもしれねぇぞ!」
ナッパはラディッツに言った。
「わかった!お前ら!!現場に向かうぞ!!」
ラディッツはクリス達とターレス達を呼び集めて、現場に向かった。



駆けつけた先には、紫色の髪をした若い男性と、赤い体表をしたフリーザの一族が震えていた。
若い男性は酷いケガをしていて動けなくなっていて、フリーザの一族の少年は怯えてへたれていた。
「こ、こんな所にフリーザの一族!?なんでこの地球にいるんだ!?」
ベルが警戒していると、ラディッツとナッパはフリーザの一族を見てハッとした。
「お前…、スーノじゃねぇか!!」
「ひぃっ!?って、ナッパさん!?」
フリーザ一族の少年は震えながら言った。
「スーノ…って?」
クリスは若い男性の手当てを終えると、ナッパに言った。
「こいつは、お前とフリーザ達の叔父・ニッセの息子なんだ!」
「えっ!?ニッセ叔父さんの子どもだったの!?」
「そ、そうだ。オレはニッセの息子・スーノだ…」
なんとフリーザ一族の少年は、フリーザやクリス達の叔父・ニッセの息子だったのだ。要するに、クウラとフリーザ、クリスの従兄(いとこ)なのだ。
「ニッセ叔父さんの子ってことは、ぼくのいとこってこと!?」
「じゃあ、あんたは…、コルドの息子!?…にしても、フリーザみたいに悪い子には見えないな…」
クリスとスーノは、驚いた表情で見つめ合っていた。
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