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Dear Saiyans 17話・新たな出会い

公園にたどり着くと、彼らはそこで休憩した。
クリスがさまよっていた時は、人気がなく暗かったが、今回は違っていた。
多くの人々が行き交い、子供たちの楽しげな笑い声が響き、より明るく楽しい雰囲気になっていた。
この前は暗くてよく見えなかったが、その公園にはきれいな色とりどりの花が咲いていて、山々が紅葉で鮮やかになっていた。
そして、森からは涼しいそよ風が吹いていて、とても気持ちがよかった。
「ふぅ~、いい風だなぁ…」
ベルは深呼吸をしながら言った。
「ぼくはあの森で、未来の悟飯とトランクス君に会ったんだ」
クリスが言った。
「えっ!?真っ暗な中で森に入ったの!?」
ジングルは驚いた。
「うん。そこで木の実か何か探そうとしたんだけど…、怖くなって…」
クリスは恥ずかしそうに言った。
「でもクリスったら、オレ達を見て逃げちゃうから、あの時はすごい焦ったよ」
未来の悟飯は笑いながら言った。
「ところで、どうしてあの時逃げたんですか?」
トランクスはクリスに言った。
「…実は、悟飯さんとトランクス君の持ってた懐中電灯の明かりが、大きなお化けの目に見えちゃって…」
それを聞いたラディッツ達は大爆笑した。
「だはははは!!悟飯とトランクスが黙って近づくから、クリスがびっくりして逃げたんだよ!」
「えっ、オレ達のせいですか!?」
未来の悟飯は顔を真っ赤にして慌てた。
「ご、ごめんなさいクリスさん…!そんなつもりは…」
トランクスはあわてて、クリスに謝った。
「ううん、大丈夫だよ。ぼくも最初からお化けじゃないってことぐらい分かってたもん」
クリスは照れた。
「いやいや、すごい慌てっぷりだったよ。あの時、『きゃああ!食べられちゃう!』って叫びながら逃げてたから、追いかけるの大変だったよ…」
未来の悟飯が言うと、ラディッツ達はさらに大爆笑した。
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