Dear Saiyans 17話・新たな出会い

しばらく歩いていると、踏切が見えてきた。
「ん?なんだこれは?」
「信号機かな?それにしても、ずいぶん変わった形をしているね」
「しかも黄色に黒色って、派手な色をしてるな…」
ベルとジングル、ラディッツ、ターレス、ナッパは踏切を不思議そうに眺めた。
「あ、あんまり近寄らないほうがいいですよ!」
「危ないですよ、リーダー!みんな!」
未来の悟飯とトランクスが言ったその時、踏切が鳴り出した。
「おわっ!?」
「びっくりした!!」
ラディッツ達はびっくりして、後ろにひっくり返った。
踏切は、相変わらず大きな警報音を鳴らしながら、遮断機をゆっくりと降ろした。
「お、おい!これじゃ通れねぇじゃねぇか!」
「待って!何か来るよ?」
ジングルが言うと、電車が通りすぎて行った。
そして、電車が通り終わると、踏切は鳴り終え、遮断機をゆっくりと上げた。
「なるほど、この信号機は電車を通すためのものだったんだ」
「地球人もきちんと安全を考えてんだな。戦闘力が低くても、こんなすげぇもの作るなんて、大した連中じゃねぇか」
ベルとナッパが言った。
「それは踏切っていうんですよ。この形の他にも、場所によっていろんな形があるんです。あと音も違ったりもするんです」
トランクスが言った。
「へぇ、場所によって形も音も違うのか。なかなか面白いな」
ターレスが言った。
「クリスもびっくりしただろ?初めてここに来た時さ」
ベルが言った。
「ぼくもすごいびっくりしたよ。まさかこんな大きな音を出すなんて、思わなかったもん」
クリスが言った。
彼らは、また電車が来ないか左右をしっかりと確認し、踏切を渡った。
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