Dear Saiyans 17話・新たな出会い

朝食を終え、サイヤ人達はクリスが歩いていた場所の話を聞いていた。
サイヤ人達もベルもジングルも、その話に夢中になり、自分達も行ってみたいと思い始めた。
「そうだ、今日はそこに行ってみようか」
ベルが言った。
「そうだね、今日は天気もいいし、暖かいから散歩しようか!」
ジングルが言った。
「雑木林か…、ガキの頃によく遊びに行ってたっけな」
ナッパはなつかしい気持ちになった。
「よし、今日はパトロールのついでに行ってみるか!クリスの冒険の地とやらに!」
ラディッツはウキウキしていた。
「うん、行こう!」
クリスはすっかり元気を取り戻し、みんなで一緒に散歩することにした。


彼らはスカウターを着け、おやつや緊急箱などが入ったバッグを背負って、準備を整えた。
ちなみにスカウターは、クリスとブルマに改造されていて、フリーザ軍時代とは違い、常に通信されたり監視される心配はなくなった。
代わりに通信ボタンで仲間と通信することができる上、新機能としてドラゴンボールを探すためのレーダーや、遭難者や行方不明者を捜索する救助レーダーも備えている。
さらにピンチの時になると、緊急ボタンを押すことで、仲間にSOS信号を発信することもできるようになった。
これなら、万が一の事態になっても対処できる。
「いいか、みんな。いつ出動要請がくるか分からねぇから、決して油断するなよ。それに、調子に乗りすぎてケガやケンカもするなよ」
バーダックはみんなに注意した。
みんなは一斉に返事をすると、早速出発した。
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