Dear Saiyans 17話・新たな出会い
話によると、サクロスは故郷ブランチ星で、フリーザ軍襲撃による山火事で両親と妹を亡くしてしまい、その悔しさと悲しみから、多くの人々を助けるヒーローになるために、いくつもの星を旅して修行をしていたというのだ。
ところが、途中でフリーザ軍に襲われ、瀕死の重症を負ってしまい、宇宙空間を漂っていたところ、偶然地球の重力に引っ張られ、あわや大惨事になりかけたところでスーノに助けられたのだった。
今のサクロスはもう、家族も帰る場所もなく、さまよっている状態だった。
さらに今や、フリーザ軍に目をつけられた以上、下手に動けば命を狙われる可能性もあり得る。
クリスはサクロスに言った。
「サクロスさん、もしよかったらぼく達と一緒に暮らしてみませんか?サクロスさんは、みんなを助けるヒーローになりたいっていうから、もしかしたらサクロスさんに良いのかなって…」
「君たちと一緒にかい?」
サクロスはクリスに言った。
「うん。ぼく達はラディー達と一緒に、大勢の人々を助けたり、町のボランティア活動をして、みんなを助けているんです。本当は全宇宙の平和を守りたかったけどね…」
それを聞いてサクロスは喜んだ。
「良い仕事をしてるんだね。よしわかった!僕も仲間になるよ」
すると、スーノも言った。
「オレも、その仕事をやりたいよ。亡くなった父さんと母さんに代わって、みんなを守りたいんだ」
二人は、クリス達とラディッツ達の仲間になって、共に人々を助けることに決めたのだ。
「ははは、いいぜ!大歓迎だ!よし、早速親父に紹介しねぇとな」
「スーノ、そしてサクロスさん、これからもよろしくね」
クリス達もラディッツ達も大喜びだ。
こうして、新たにサクロスとスーノが加わった。
「ははは、昨日は悟飯とトランクスで、今度はブランチ星人とクリスの従兄が仲間になるなんてな。立て続けにいい仲間ができるなんてびっくりだぜ」
バーダックはコーヒーを一口飲んで言った。
「そうね。しかもスーノって子、あのニッセの子だから、もうびっくりしたよ」
ギネが言った。
「ニッセか…。なつかしいな…、あいつはオレの親友だったからな…」
バーダックは寂しそうに呟いた。
すると、廊下から笑い声とスーノの悲鳴が聞こえた。
ラディッツが笑いながらスーノを追いかけまわしていたのだ。
「キサマ!オレ様を見殺しにするとはどういうことだ!たっぷりとお仕置きしてやらぁ!」
「許してくれたんじゃなかったのかー!!」
スーノは大慌てで逃げ、ラディッツは笑いながら追いかけた。
「ったく…。コラ!廊下を走るんじゃねぇ!危ねぇだろ!」
しかし、バーダックの注意などまるで無視して、二人は廊下を走って止まらなかった。
続く
ところが、途中でフリーザ軍に襲われ、瀕死の重症を負ってしまい、宇宙空間を漂っていたところ、偶然地球の重力に引っ張られ、あわや大惨事になりかけたところでスーノに助けられたのだった。
今のサクロスはもう、家族も帰る場所もなく、さまよっている状態だった。
さらに今や、フリーザ軍に目をつけられた以上、下手に動けば命を狙われる可能性もあり得る。
クリスはサクロスに言った。
「サクロスさん、もしよかったらぼく達と一緒に暮らしてみませんか?サクロスさんは、みんなを助けるヒーローになりたいっていうから、もしかしたらサクロスさんに良いのかなって…」
「君たちと一緒にかい?」
サクロスはクリスに言った。
「うん。ぼく達はラディー達と一緒に、大勢の人々を助けたり、町のボランティア活動をして、みんなを助けているんです。本当は全宇宙の平和を守りたかったけどね…」
それを聞いてサクロスは喜んだ。
「良い仕事をしてるんだね。よしわかった!僕も仲間になるよ」
すると、スーノも言った。
「オレも、その仕事をやりたいよ。亡くなった父さんと母さんに代わって、みんなを守りたいんだ」
二人は、クリス達とラディッツ達の仲間になって、共に人々を助けることに決めたのだ。
「ははは、いいぜ!大歓迎だ!よし、早速親父に紹介しねぇとな」
「スーノ、そしてサクロスさん、これからもよろしくね」
クリス達もラディッツ達も大喜びだ。
こうして、新たにサクロスとスーノが加わった。
「ははは、昨日は悟飯とトランクスで、今度はブランチ星人とクリスの従兄が仲間になるなんてな。立て続けにいい仲間ができるなんてびっくりだぜ」
バーダックはコーヒーを一口飲んで言った。
「そうね。しかもスーノって子、あのニッセの子だから、もうびっくりしたよ」
ギネが言った。
「ニッセか…。なつかしいな…、あいつはオレの親友だったからな…」
バーダックは寂しそうに呟いた。
すると、廊下から笑い声とスーノの悲鳴が聞こえた。
ラディッツが笑いながらスーノを追いかけまわしていたのだ。
「キサマ!オレ様を見殺しにするとはどういうことだ!たっぷりとお仕置きしてやらぁ!」
「許してくれたんじゃなかったのかー!!」
スーノは大慌てで逃げ、ラディッツは笑いながら追いかけた。
「ったく…。コラ!廊下を走るんじゃねぇ!危ねぇだろ!」
しかし、バーダックの注意などまるで無視して、二人は廊下を走って止まらなかった。
続く
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