Dear Saiyans 16話・孤独の旅路
ところで、バーダックはどのようにして生き延びられたのか…。
話によると、バーダックはフリーザに惑星ベジータを破壊されたと同時に、過去の世界に飛ばされ、惑星プラントという星で休養をとっていた。
だがそこに、チルドというフリーザの先祖である宇宙海賊が襲撃し、星の人々を傷つけられた怒りと、仲間や故郷を失った怒りから超サイヤ人に覚醒し、見事にチルドを倒した。
その後バーダックは、さらに何らかの異変でこの世界に戻ることができ、この地球に住むこととなったのだ。
あまりに不思議な話に、ラディッツ達は驚きを隠せなかった。
「そんなことがあったなんて…」
「…もしかしたら、クリスが親父とお袋に会いたいという気持ちが、奇跡を起こしたんだな…」
「師匠…。ぼく…」
クリスはまだ泣いていた。
「へへへ、いつまで泣いているんだ。けどよ、お前たった一人でよく頑張ったな。このクソガキめを助けたとはな」
「親父!そんな言い方はねぇだろ!」
相変わらずの親子に、笑い出すナッパ達とクリス達。
こうして、クリスの過酷な一人旅は終わり、新たに未来の悟飯とトランクスがメンバーに加わった。
そして、ナッパの推薦でラディッツがリーダーとなり、さらにバーダックは、サイヤ人達やクリス達を指揮する最高司令官となった。
「ふ、下級戦士だったオレが、今度はみんなを指揮する立場になるとはな…」
バーダックは少し照れくさかった。
「ナッパ、なぜオレがリーダーなんだ?」
ラディッツはびっくりしていた。
「お前の親父さんもカカロットも、すげぇ大活躍をしてたし、何よりもカカロットがいるこの地球を見つけてくれたんだ。だから、その労をねぎらって、お前をリーダーに選んだんだ」
「そういうことだ。よろしく頼むぜ、リーダー」
「ラディーも頑張ったもん。ぼくも友達として誇らしいよ」
ラディッツはみんなに背中を押されて、とても嬉しかった。
「オレがリーダー…か。よし!みんなのためにがんばるか!さぁ、野郎ども!派手に活躍してやろうぜ!!」
「…だからそれ、どっかの海賊の真似じゃねぇか」
バーダックが突っ込むと、みんなは大笑いした。
続く
話によると、バーダックはフリーザに惑星ベジータを破壊されたと同時に、過去の世界に飛ばされ、惑星プラントという星で休養をとっていた。
だがそこに、チルドというフリーザの先祖である宇宙海賊が襲撃し、星の人々を傷つけられた怒りと、仲間や故郷を失った怒りから超サイヤ人に覚醒し、見事にチルドを倒した。
その後バーダックは、さらに何らかの異変でこの世界に戻ることができ、この地球に住むこととなったのだ。
あまりに不思議な話に、ラディッツ達は驚きを隠せなかった。
「そんなことがあったなんて…」
「…もしかしたら、クリスが親父とお袋に会いたいという気持ちが、奇跡を起こしたんだな…」
「師匠…。ぼく…」
クリスはまだ泣いていた。
「へへへ、いつまで泣いているんだ。けどよ、お前たった一人でよく頑張ったな。このクソガキめを助けたとはな」
「親父!そんな言い方はねぇだろ!」
相変わらずの親子に、笑い出すナッパ達とクリス達。
こうして、クリスの過酷な一人旅は終わり、新たに未来の悟飯とトランクスがメンバーに加わった。
そして、ナッパの推薦でラディッツがリーダーとなり、さらにバーダックは、サイヤ人達やクリス達を指揮する最高司令官となった。
「ふ、下級戦士だったオレが、今度はみんなを指揮する立場になるとはな…」
バーダックは少し照れくさかった。
「ナッパ、なぜオレがリーダーなんだ?」
ラディッツはびっくりしていた。
「お前の親父さんもカカロットも、すげぇ大活躍をしてたし、何よりもカカロットがいるこの地球を見つけてくれたんだ。だから、その労をねぎらって、お前をリーダーに選んだんだ」
「そういうことだ。よろしく頼むぜ、リーダー」
「ラディーも頑張ったもん。ぼくも友達として誇らしいよ」
ラディッツはみんなに背中を押されて、とても嬉しかった。
「オレがリーダー…か。よし!みんなのためにがんばるか!さぁ、野郎ども!派手に活躍してやろうぜ!!」
「…だからそれ、どっかの海賊の真似じゃねぇか」
バーダックが突っ込むと、みんなは大笑いした。
続く
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