Dear Saiyans 16話・孤独の旅路

そして、ラディッツとクリス達は、未来の悟飯とトランクス、そして悟空にお礼を言った。
「カカロット、悟飯、そしてトランクス、本当にありがとうな。おかげで助かったぜ」
「みんな、ありがとう。それに、迷惑をかけて、ごめんなさい…」
「ううん、オレ達も役に立てて、本当に嬉しいよ」
「オラもだ。それに、ラディッツとも仲直りも出来たし、結果オーライだ」
悟空と未来の悟飯が言った。
そんな中、トランクスはラディッツ達のスケジュール表を眺めていた。そして、だんだんラディッツ達の仕事をしたいと思ってきた。
「ぼくもラディッツさん達みたいに、みんなの役に立つ仕事をしたいなぁ…」
それを聞いて、未来の悟飯はラディッツに言った。
「そうだね。オレも叔父上達と一緒に仕事をしようかな?」
実は未来の悟飯とトランクスも、ラディッツ達と同じように街のゴミ拾いや、看板の修理などのボランティアをしていたが、そのボランティア団体が解散したため、ちょうど新しい仕事や引っ越し先を探していたところだったのだ。
「いいでしょうか、叔父上、お祖父様」
ラディッツ達もバーダックも大喜びだ。
「うむ。ただし、結構厳しいが、それでもついて来れるか?」
バーダックが言った。
「はい!大丈夫です!よろしくお願いします!」
未来の悟飯とトランクスは、声を揃えて言った。
「よかったな、悟飯、そしてトランクス」
悟空も嬉しかった。
「クリス、すげぇじゃねぇか。また新しい仲間を連れてよ」
「逆に家出が役に立ったな」
ナッパとターレスが笑った。
「そ、そうかも…。でももう、みんなの迷惑をかけないようにする…」
クリスが言った。
「あぁ、約束だぞ」
クリスとバーダックは、ゆびきりげんまんをした。
15/16ページ
スキ