Dear Saiyans 13話・超サイヤ人爆誕

無事、地球に到着したクリスとラディッツ達。
なつかしい景色が広がり、クリス達はまるで、故郷に帰って来た気分だった。
いや、今や地球は彼らにとっては故郷同然だった。
「ぼく達、地球に戻れたんだ!」
クリスは目をうるうるさせて言った。
「はっ!そうだ!ドラゴンボールでオレが吹っ飛ばしてしまった人々や街を、生き返らなければ…」
ナッパは慌てた。
すると、デンデにケガを治してもらったピッコロがナッパに言った。
「心配するな。貴様が破壊した街や人間は、すでにドラゴンボールで元に戻っている。『フリーザ軍に殺された者を、生き返らせて欲しい』という願いだったからな」
「それに、あの時ナッパさんとラディッツさんはまだフリーザ軍だったから、地球の人間だけじゃなく、他の星の人達も生き返ったかもしれないよ」
悟飯は無邪気に言った。

すると、向こうから大勢の人だかりがやってきた。
見ると、農家のおじさんや医師、アルバイトの店長、そしてノーマン一家とお世話になった人々が駆けつけてきた。
クリスとラディッツ達が無事に地球に戻り、約束通りドラゴンボールで人々を生き返らせたという活躍を聞いて、大喜びだった。
「クリス君!みんな!よく帰ってきたね!お帰り!」
「おや!これまた新しい宇宙のお客さんが来たね」
「すごーい!宇宙人がいっぱい来たよ!」
「ほんとだぁ!カッコいい人もいる!」
「ナッパさん、ありがとう!おかげで街も元通りだし、みんなも元気ですよ」
みんなはクリスとラディッツ達を温かく迎え、万歳した。
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