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Dear Saiyans 13話・超サイヤ人爆誕

その時、地面がさらに大きく揺れた。
なんとフリーザが、ナメック星の中枢を破壊したのだ。
このままでは、ナメック星が大爆発を起こしてしまう。
「フリーザが、ナメック星を爆破させる気だ!」
ラディッツが叫んだ。
「くそ、早く脱出しなければ、みんなまとめて宇宙の塵になっちまうぞ!」
ナッパは慌てた。
「ぼくの宇宙船じゃ、全員を乗せられないよ…」
クリスは困ってしまった。
すると、また空が暗くなり始めた。
さらに、息絶えていたナメック星人達が、次々と息を吹き返していた。
突然の出来事に、何がなんだか分からず困惑するクリスとラディッツ達。
「倒れたナメック星人が、生き返ったぞ!?」
ターレスが言った、その時。
「クリスー!みんなぁー!」
ベルとジングルが駆けつけてきた。
ベルの話によると、地球のドラゴンボールで、フリーザに命を奪われた人々を生き返らせたというのだ。
「何!?ってことは、ベジータも!?」
「うん!彼も生き返ったよ!ただ…」
「ただって、なに?」
クリスが言うと、ベルは悲しそうな顔で言った。
「アバランって人だけは、生き返らなかったんだ…。神龍が生き返らせようとしたんだけど、拒否されたらしいんだ…」
「そんな…、アバラン…」
アバランはあの世で、両親と再会していた。
彼はどうやら、両親を残して現世に戻ることを拒否していたそうだった。
「あいつめ、本当に家族が好きなんだな…」
ラディッツは寂しそうに言った。
すると、ベルがまたテレパシーをキャッチした。
「この声は、最長老様だ!」
なんと最長老まで生き返ったのだ。
そして、ベルはみんなに言った。
「最長老様が、デンデにドラゴンボールでオレ達を地球にワープさせるそうだ!」
「何!?それは本当か!?」
ターレスは驚いた。
「それなら、みんな脱出できるぞ!やったな!」
ナッパは喜んだ。
「あ、ちょっと待って!」
クリスは再び走り出した。
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