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Dear Saiyans 13話・超サイヤ人爆誕

悟空は、界王から伝授した奥義『元気玉』でフリーザを倒そうとしていた。
元気玉は、生きとし生けるもののパワーをもらい、その力で悪を打ち倒す技である。
ターレスは、悟空にこの元気玉で倒され、次元を突き破り、この世界に転がり込んだことを思い出した。
「確かあの技は、カカロットが地球の連中や大自然からパワーをもらって、それでオレを倒した…」
そして、みんなに言った。
「みんな!カカロットにパワーを送るんだ!カカロットとオレ達でフリーザを倒すんだ!」
みんなは一斉に手を上に上げて、悟空にパワーを送った。
「カカロット、正直言ってお前はすげぇ奴だ!下級戦士なのにオレ達を打ち負かしたんだから、たいした奴だぜ!」
ナッパは笑みを浮かべて言った。
「神精樹の実を食べ続けて強くなったオレを打ち負かすとは驚いたぜ…。けどよ、オレはお前との戦いは楽しかったぜ。フリーザを倒したら、また組み手をしような」
ターレスはニコニコして言った。
「カカロット、本当に強くなったな…。オレも兄として嬉しいぞ。頑張れ、カカロット!フリーザを倒し、ベジータの、みんなの仇をとってくれ!」
ラディッツは涙を浮かべて言った。
「カカロットさん!頑張って!フリーザをやっつけて!」
クリスは涙を拭きながら言った。
「頑張れ!悟空さん!」
「サイヤ人の誇りを見せてやれ!」
ベルとジングルは大声で言った。

そして空を見ると、眩い光を放ちながら巨大な青白い火球が降下した。
みんなの気と、近くの星の気から受け取って完成した、巨大な元気玉だった。
それを見たフリーザは、あわてて元気玉を受け止めたが、完全に力負けしてしまい、光の中へと消えていった。
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