クリスとラディッツ達は、ブルマに案内された。
ラディッツは、高熱による頭痛とめまいで立つことが困難なため、担架で運ばれた。
ブルマとクリスは、担架の上で布団にくるまって寝込んでいるラディッツがかわいくてクスクス笑っていた。
「やっぱりあんた、普通にしていれば孫くんと顔つきが似ているわね」
ブルマが言った。
「ラディーは優しくてカッコいいし、お母様に似てかわいいんです」
クリスはブルマに言った。
ラディッツは照れくさくて顔を布団で隠してしまった。
「おいおい、これじゃ『照れ屋でかわいいラディッツ』じゃねぇか」
ナッパは笑いながら言った。
「う、うるせぇ…」
ラディッツは弱々しい声で言った。

着いたところは、ノーマン一家の家がある森だった。そこは小川が流れていて、近くには温泉があり、近所にノーマン一家の家があった。
しかもかなり広くて、太陽と月の光が届く心地よい場所だった。
そして、そこには立派な大きな建物があった。
ブルマが自慢気に言った。
「今日からここが、あなた達の家よ！」
クリスとラディッツ達はびっくりした。
「これが、ぼく達の新しい家なんですか！？」
クリスは目を丸くして言った。
「そうよ。あなた達ずっと宇宙船の中で過ごしてて、とっても窮屈そうだったし、暖房も壊れちゃったから、あなた達の為にこの家を作ったの。さぁ、中に入って」
ブルマはニコニコしながら、クリスとラディッツ達を家に入れた。