ーあれから数日後。
クリスとラディッツ達はアバランのお墓参りを終え、話し合っていた。
未だに帰ってこない悟空が心配だったのだ。
「カカロットさん…。まだフリーザと戦っているのかな…」
クリスは心配だった。
「そりゃ相手は宇宙の帝王だからな…。いくら超サイヤ人とはいえ、楽して勝てる奴じゃないからな…」
ナッパが言った。
「神精樹の実を食べ続けたオレだって、最終形態となったあいつを見た時は、さすがにビビったな…」
ターレスが言った。
「しかし、カカロットがあそこまで強くなったとはびっくりしたな。オレももっと鍛えて、あいつが無事帰ってきたら、また勝負するか」
ラディッツは自信満々に言った。
「いやいや無理だ。あいつは何度も瀕死の状態から生還したから、今やオレ達よりももっともっと強くなってるんだぞ。どう頑張っても勝てねぇよ」
ナッパは笑いながら言った。
「もうラディーったら、相変わらずだね」
クリスが言うと、みんなはクスクス笑った。

すると、向こうからデンデが走ってきた。
「おーい！みんなぁ！」
少し慌てた様子だったが、笑みを浮かべていた。
「あれ？君は、ナメック星人の子じゃないか」
ターレスはデンデを見て言った。
「どうしたの？そんなにあわてて」
クリスは、走りすぎてバテたデンデを、椅子に座らせて休ませた。
「それにしても、どうやってここが分かったんだ？ずいぶん探したようだが…」
ナッパが言った。
「はい、皆さんに伝えたいことがあって、皆さんを探していたのですが…。ちょっと道に迷ってしまいまして…」
デンデは照れながら言った。
「ぼく達に？」
クリスが言うと、デンデが言った。
「実は、最長老様とアバランさんの葬儀が終わってすぐに、界王様から連絡があったのです」
みんなは一斉にデンデを見つめた。
「…悟空さんが、悟空さんがとうとう…。フリーザを倒しました！」