Dear Saiyans 11話・迫りくる黒い影
ラディッツの猛攻でボロボロになったアバランは、クリスの優しさにあきれていた。
「チッ、どこまで甘い奴なんだ…。貴様、それでもフリーザ様の弟様か?」
アバランはクリスを睨んだ。
クリスはアバランに言った。
「ぼくは兄とは違うんだ。ぼくは例え相手が悪人であっても、傷つけたり、命を奪うなんてできないんだ」
ラディッツは黙って聞いているのに対し、アバランは納得がいかず反発した。
「それで、助かった奴がきさまを殺そうとしたらどうすんだ?それでも生かしておくつもりか?殺られる前に、そいつの息の根を止めた方が身の為だぞ?」
クリスは首を横に降った。
「それはダメ。その時は、倒すんじゃなく捕まえてこらしめるんだ。例えば、銀河パトロールさんにお願いするとか…」
「…そう来たか」
アバランはますますあきれた。そして、こう言った。
「さっさと失せろ。オレはサイヤ人なんか大嫌いだ」
意外な発言に、ラディッツとクリスは驚いた。
「オレ達が嫌いだと?オレがきさまをやっつけようとしたからか?」
ラディッツはきょとんとして言った。
「黙れ!猿が!!」
アバランは怒り狂った。
「アバラン、落ち着いて。何か理由とかないの?」
クリスはアバランをなだめた。
「触るな!!」
アバランはクリスの手を振り払った。
しかしそれでも、クリスはアバランの肩に手を置き、優しく言った。
「教えて。サイヤ人が君に何かしたの?一体何がきっかけで、サイヤ人を嫌いになったの?」
アバランは少し黙ると、重い口を開いた。
そしてこの後、アバランの過去が明らかとなった。
続く
「チッ、どこまで甘い奴なんだ…。貴様、それでもフリーザ様の弟様か?」
アバランはクリスを睨んだ。
クリスはアバランに言った。
「ぼくは兄とは違うんだ。ぼくは例え相手が悪人であっても、傷つけたり、命を奪うなんてできないんだ」
ラディッツは黙って聞いているのに対し、アバランは納得がいかず反発した。
「それで、助かった奴がきさまを殺そうとしたらどうすんだ?それでも生かしておくつもりか?殺られる前に、そいつの息の根を止めた方が身の為だぞ?」
クリスは首を横に降った。
「それはダメ。その時は、倒すんじゃなく捕まえてこらしめるんだ。例えば、銀河パトロールさんにお願いするとか…」
「…そう来たか」
アバランはますますあきれた。そして、こう言った。
「さっさと失せろ。オレはサイヤ人なんか大嫌いだ」
意外な発言に、ラディッツとクリスは驚いた。
「オレ達が嫌いだと?オレがきさまをやっつけようとしたからか?」
ラディッツはきょとんとして言った。
「黙れ!猿が!!」
アバランは怒り狂った。
「アバラン、落ち着いて。何か理由とかないの?」
クリスはアバランをなだめた。
「触るな!!」
アバランはクリスの手を振り払った。
しかしそれでも、クリスはアバランの肩に手を置き、優しく言った。
「教えて。サイヤ人が君に何かしたの?一体何がきっかけで、サイヤ人を嫌いになったの?」
アバランは少し黙ると、重い口を開いた。
そしてこの後、アバランの過去が明らかとなった。
続く
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