このサイトは1ヶ月 (30日) 以上ログインされていません。 サイト管理者の方はこちらからログインすると、この広告を消すことができます。

Dear Saiyans 9話・ベジータ襲来

間一髪の所で、悟空はナッパに一撃を食らわせた。
「もう戦えねぇはずだ。こいつを連れて、さっさと地球から出ていくんだ!」
悟空はナッパをベジータの前に放り投げて言った。
ナッパは重症を負っていて、動けなくなっていた。
「た、助けてくれ…。ベジータ…」
ナッパはベジータに助けを求めた。
ベジータは何も言わず、ナッパの手を握った。
「ベジータさん…」
クリスが言った時だった。
なんとベジータは、ナッパを空高く放り投げたのだ。
皆はびっくりした。
「な、何をする気だ!?」
ターレスが言った。
「動けないサイヤ人など必要ない…。死ねぇ!!」
ベジータはニヤリと笑い、気を溜めると、体から強力なエネルギー波を放った。
「ベジータぁーーー!!!ぐぉぉぉぉ!!!」
エネルギー波を食らったナッパは、大爆発した。
ラディッツはショックを受け、背筋がゾッとした。
「ベ…ベジータ……、な、なんてことを…」
あまりの恐怖で、腰が抜けてしまった。
「ベジータさん…、どうして…」
クリスもショックを受けた。
「…ここから立ち去ったほうがいいな…。オレ達ではどうすることもできねぇ…」
ターレスは二人に言った。
「…あんなにトレーニングしたのに…、何もできなかった…。だって…、怖くて…」
クリスは悔しくて仕方なかった。
「仕方ないさ…。それに、まだ終わった訳じゃねぇんだ。ナメック星に行けば、ドラゴンボールで死んだ人を生き返らせるかもしれねぇんだぞ…」
ターレスはラディッツとクリスを慰めた。
ターレスもまた、涙が止まらなかった。
「…うん…」
クリスは涙を流しながら返事をした。
ラディッツはショックで言葉が出ないままだった。
「…ラディー、戻ろう…」
クリスはラディッツに言った。
去り際に、ラディッツはポツリと言った。
「…死ぬなよ、カカロット…」


続く
6/6ページ
スキ