なんと、ピッコロが悟飯を庇い攻撃をもろに受けたのだ。
そしてそのまま地面に倒れた。
それを見てクリスは真っ青になった。
「…ドラゴンボールが…、無くなる…！」
「なんだと？！」
「どういう事だ！？」
ラディッツとターレスはびっくりした。
「あの時、クリリンさんから聞いたんだ。ピッコロさんが死んじゃったら、ドラゴンボールが消滅するって…」
「本当かよ…。これじゃ、オレ達が今まで殺してしまった異星人達を、生き返らせる事ができなくなるじゃねぇか…」
ラディッツは怒り心頭だ。
「待て、ベジータがなんか喋ってるぞ！」
よく聞いて見ると。
「ナメック星には、もっと強力なドラゴンボールがあるらしいぞ」
「そうだ！ナメック星だ！そこにドラゴンボールがあるって伝説があるんだった。すっかり忘れてたぞ」
ラディッツは心底安心した。しかし、クリスは逆に焦っていた。
「今のベジータさんはスカウターを着けてるし、チップも埋め込まれているんだ！もしかしたら…」
「…！！！」
「まずい！フリーザに聞かれてるかもしれないぞ！」
三人は一斉に真っ青になった。
すると、ターレスのスカウターが強い反応を感知した。
「すっかり忘れてた！あのナメック星人がやられる前に強い反応があったんだ」
ターレスは急いでスカウターの数値を確かめた。
そして、数値を見てびっくりして転びそうになった。
「せ、戦闘力…5000…」
「えぇーーーー？！」
ラディッツとクリスはびっくりして叫んでしまった。
すると、ベジータがこっちを見た。
「まずい！隠れろ！殺されるぞ！」
ターレスはラディッツとクリスを連れて遠くの岩場に隠れた。