翌朝、クリスのケガはだいぶ回復し、少し元気になった。
「おぉ！クリス君、すっかり治ったじゃないか」
ノーマンは、クリスの元気な姿を見て安心した。
「おはようございます。またご迷惑をおかけして、ごめんなさい」
「いやいや、謝ることはないよ。君が無事で何よりだよ」
「それに、ラディッツさんの事は大丈夫よ。クリリンさんとブルマさんって人達が、あなたの代わりに見てくれてたそうよ」
「本当ですか？よかったぁ…」
実はクリスがピッコロと戦っている間に、クリリンとブルマはラディッツの面倒を見てたのだ。
クリスは、ラディッツが無事だった事を知り、安心した。

クリスはお礼として、食器洗いを手伝っていると、窓が突然強い風で揺れた。その瞬間、インターホンが鳴った。
「あら、お客さんが来たようね。ちょっとごめんね、クリス君」
イブは早速玄関に行き、ドアを開けた。
すると、イブが微笑みながらクリスを呼んだ。
「クリス君、あなたに会いたいって人が来てるわ！」
「え？」
クリスは拭いた皿を落とさないように、きちんとしまうと、玄関に向かった。
そして、そこにいたのは…。