とある日の前夜

後書き

5周年に合わせてwebオンリーやるぞ!という告知を見て、本はまだ無理だけど展示なら!でも何を書こう……と迷いに迷いました。
「学園創立日を記念した文化祭」がコンセプトとの事だったので、「お祭り」…いやストレートにも程がある。じゃあ「お祭りの前、日常と非日常の狭間」はどうだろう?部屋毎にすれば、無理なく全員出せる。多分!
そんな感じでどうにか題材に辿り着き、書いていったのでした。

内容に関する振り返りは、気持ちが取っ散らかって仕方ないのでいっそ箇条書きにします。
・同じテーマ、しかもシチュエーションまで限定してるようなものだからある程度似るのはどうしようもないけど、それにしたって似過ぎてるところがあるな?と書き終えた時に思ってしまった。でもがっつり作り変える時間もなかったのでそのまま押し通しました。
・賢人くんがソラくんに兄貴面するのが好きだからそんな様子を書けて良かった、と最初に思ったのですが(部屋番号順に書きました)…なんか年上が年下を導く構図だらけになってしまった。「似過ぎている」の最たる例ですね。
・102の小競り合いを上手く書けるか不安だったけど、いざ書き出すとスムーズに進みました。(特に10章を経た後は)お互いを認め合ってるけどそれはそれとして分かり合えなくて対立してる二人、好きです。
・椿聖人はショートスリーパーだと思ってます。「寮長いつ寝るんだよ!」と突っ込んで頂けたなら大成功です。106を特に推しているからこそ、どんな目で見てるか(願望含む)が滲み出てしまっている気がします。
・アゲハ様の京言葉は自信がない。でも無理に文法とか分析しても沼りそうだしそんな時間もない。という事で、自信ないなりにフィーリングでどうにかしました。
・蛍くんの言葉遣いも自信がない。頭の良い人の嫌味って難しい。シキさん共々、逆にアホっぽく見えないよう気を張りましたが…ちゃんと出来てるかは分からない。
・207はこの方向性でいこう、と構想はすんなりでしたが、晶くんの台詞がないのはいかがなものか。という訳で、寝言で喋ってもらいつつ朝の描写も少し入れる事に。
・創真くんがベッドに入ろうとするのはオチとしてあるある過ぎるかな(どういうあるあるだよ)…と思いつつ、「二人の夜の攻防戦」のフレーズを捩じ込みた過ぎてこうなりました。
・309は自分で思うよりも不仲っぽい印象になってしまったな、とちょっと焦りました。ソウルリンク結構高いよアピールは、少しでもフォローをしようとした結果だったりします。
・ノエルくんはゆかりくんを比較的柔らかい目で見てると思いますが、厳しさももちろんある。この塩梅が難しくて、安っぽいツンデレにしかなってない気がして、これも難航し(ながらも時間ないので押し切っ)たポイントの一つでした。
・途中まで意識してなかったのですが、102以外は相手の名前を一回以上呼んでます。102は…「てめえ」呼びするぐらいが丁度良いって思ってるところがあります。逆に言うと、ソウルリンクが相当高い前提で名前呼びするシーンもいつか書きたい。
・結局全部屋丁寧に振り返ってたな…分量が無駄に凄い。ここまで読んでくれた方がいるか分かりませんが、ありがとうございました!
11/11ページ
スキ