02-1.目まぐるしい一日(前編)
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そこは、荒れ果てた世界だった。
私はあてもなくただ歩く。
いつの間にか、人が横たわっているのが目に入った。スーツを着た、男の人?こんなところで眠っている。
このまま通り過ぎるのは違う気がして、だからといってどうすればいいかも分からず、立ち尽くしてしまう。すると、瞼が震えて、開いて……
(……夢?)
昨日から夢なのか現実なのかわからないことだらけだけど、今のは確実に夢だった。
あの場所は、あの人は、なんだったんだろう。なんだか心がざわざわして、ベッドのそばに置いた石を握りしめる。
……あんまり夢のことを考えても仕方ない。それよりも、これからの身の振り方を考えないと。
改めて自分の置かれた状況について考えようとしたら、ノックの音が聞こえた。
「おはよー、美伽!朝メシ食おうぜ!」
扉を開けると、DJ、だっけ……のつよしさんが立っていた。ご飯のお誘い……一緒に食べようってことだよね。嫌ではないけど、気が引ける。こういう時なんて言ったらいいのかな……
「お、おはようございます、あの……」
「遠慮すんなって、ほら!」
私が何か言う間も無く、つよしさんが身を翻す。追いかけるべきか迷っていると、向こう側からご飯の匂いが伝わってくる。
「おはようございます、美伽さん。ちょうど支度も整ったのでございます、どうぞこちらへ」
なんだか、すっかり歓迎ムードになっている。どうしても断りたいわけじゃないし、もうご飯が用意されてるのなら無駄にするのは良くない。
結局お言葉に甘えてるなあ、なんて思いながら、テーブルについてそっと手を合わせる。
「悪ぃんだけどさ……」
食べ始めた矢先、そんな風に切り出したのはDJのつよしさん。いかにも悪いお知らせといった雰囲気に、体が強張る。
「たぶん、今ゆっくり話す余裕なさそうなんだよなー。メシは食わしてくれると思うけど」
……身構えたものの、軽い調子で続いた言葉からすると杞憂だったらしい。
とはいえ、まだ話の流れは掴めていない。ゆっくり話せないって、どういうことだろう。王子様……OJのつよしさんは分かっているのかな……そういえば、OJってなんだろう。
「ああ、神様でございますか?そういえば『また明日』って言っていましたからね」
「そーそー。どうせなんか企んでるだろって俺の勘が言ってんだ」
「人聞き悪ぃな〜。ま、企んでるのはホントだけど」
驚いたからこそ、声が出なかった。
DJのつよしさんの背後に、MZDさんが立って、いや浮かんでいる。多分今さっきまでいなかったと思うんだけど、これも神通力的なものなのか。「よっ」と片手を上げる姿を、他人事のように眺めていた。
私はあてもなくただ歩く。
いつの間にか、人が横たわっているのが目に入った。スーツを着た、男の人?こんなところで眠っている。
このまま通り過ぎるのは違う気がして、だからといってどうすればいいかも分からず、立ち尽くしてしまう。すると、瞼が震えて、開いて……
(……夢?)
昨日から夢なのか現実なのかわからないことだらけだけど、今のは確実に夢だった。
あの場所は、あの人は、なんだったんだろう。なんだか心がざわざわして、ベッドのそばに置いた石を握りしめる。
……あんまり夢のことを考えても仕方ない。それよりも、これからの身の振り方を考えないと。
改めて自分の置かれた状況について考えようとしたら、ノックの音が聞こえた。
「おはよー、美伽!朝メシ食おうぜ!」
扉を開けると、DJ、だっけ……のつよしさんが立っていた。ご飯のお誘い……一緒に食べようってことだよね。嫌ではないけど、気が引ける。こういう時なんて言ったらいいのかな……
「お、おはようございます、あの……」
「遠慮すんなって、ほら!」
私が何か言う間も無く、つよしさんが身を翻す。追いかけるべきか迷っていると、向こう側からご飯の匂いが伝わってくる。
「おはようございます、美伽さん。ちょうど支度も整ったのでございます、どうぞこちらへ」
なんだか、すっかり歓迎ムードになっている。どうしても断りたいわけじゃないし、もうご飯が用意されてるのなら無駄にするのは良くない。
結局お言葉に甘えてるなあ、なんて思いながら、テーブルについてそっと手を合わせる。
「悪ぃんだけどさ……」
食べ始めた矢先、そんな風に切り出したのはDJのつよしさん。いかにも悪いお知らせといった雰囲気に、体が強張る。
「たぶん、今ゆっくり話す余裕なさそうなんだよなー。メシは食わしてくれると思うけど」
……身構えたものの、軽い調子で続いた言葉からすると杞憂だったらしい。
とはいえ、まだ話の流れは掴めていない。ゆっくり話せないって、どういうことだろう。王子様……OJのつよしさんは分かっているのかな……そういえば、OJってなんだろう。
「ああ、神様でございますか?そういえば『また明日』って言っていましたからね」
「そーそー。どうせなんか企んでるだろって俺の勘が言ってんだ」
「人聞き悪ぃな〜。ま、企んでるのはホントだけど」
驚いたからこそ、声が出なかった。
DJのつよしさんの背後に、MZDさんが立って、いや浮かんでいる。多分今さっきまでいなかったと思うんだけど、これも神通力的なものなのか。「よっ」と片手を上げる姿を、他人事のように眺めていた。