きみはたいよう





 ずしりと体重を預けてくる旭を支えながら鍵を差し込む。せまい玄関におとこふたりは手狭だけれどずいぶん慣れた。靴を脱がせて、キャップをあずかる。蒸し暑さのせいで、アルコールと煙とワックスのにおいが濃くかおる。旭のことを玄関に転がしたまま冷房を入れて、冷蔵庫からミネラルウォーターを取り出した。
「ほら旭ぃ、水飲んで、着替えてよね。やだよこんな汗臭いやつ部屋に上げるの」
 冷えたペットボトルを真っ赤な首元にあてると、「つめてええ」と唸る旭が手をばたつかせながら貴澄を見上げた。
「あれ、きすみ? なんで?」
「なんでって、酔いつぶれたから迎えに来いってラインしてきたのは旭でしょ。まあ、ほとんど宇仁田が打ち込んだんだろうけど。もー、毎回タクシー替わりにされるこっちの身にもなってよね」
「や~~、だってお前今日バイト休みって言ってたしぃ」
「だからって端からつぶれる気で飲まないでよ。旭、お酒弱いんだから」
「弱くねぇーし! 宇仁田のやろうがつよすぎんのぉ! おれはふつう!」
 むくりと起き上がる旭にキャップを外したペットボトルを渡す。
「せんきゅぅ」
 ミネラルウォーターをぐいとあおる旭の浮き出た喉仏が上下する。口の端からこぼれた水が首筋を伝い落ち、貴澄はどこか気まずさをおぼえ目を逸らした。

 旭は酒に弱くはない。そのことは貴澄も知っているが、場の雰囲気や相手に乗せられ飲まされすぎてつぶれることが頻繁にある。ノリがよく、先輩からだけでなく同級生からもいじられやすい性格だからだろう。旭は酔うと眠くなるらしく、酔わせておきながら持て余した宇仁田が「よし、ためしに貴澄を呼んでみよう」と旭のスマホから勝手に連絡を寄越してきたことからはじまった。たまたま手の空いていた貴澄がいちど迎えに行ってからというもの、「大丈夫だもしつぶれても貴澄がいる」と共通の知り合いの間で広がってしまった。旭の下宿しているアパートには駐車できるスペースがないため、二度手間になるのがおっくうで近頃はそのまま貴澄の下宿先に連れ帰っている。
「まあ別にいいんだけどさあ、三年に上がってから講義も減ったし」
 ベッドにもたれてぐうぐう寝こける旭を横目に見ながらぽつりとつぶやく。その言葉に嘘は無い。「けど、」と続けた言葉を飲み込む。
汗ばむ首筋。かすれる声と、無防備にさらされるふだんよりもうんと体温の高い肌。
 貴澄の中でふくれあがる何かの存在に、貴澄自身戸惑いが隠せない。

 シャワーを浴びてから戻ると、敷いておいた布団に頭だけを乗せた旭がすうすう寝息をたてていた。腰でも痛めたらどうすんのさ。ぼやきながらひざの裏を持ち上げ布団に横たえる。まだ熱をもつ肌と、外のにおいをまとった身体。
「あさひあせくさーい」
 文句を言っても返事はない。ぼりぼりと腹を掻く腕にはダイバーズウオッチが巻かれたままで、首にはシルバーのネックレスが居心地わるそうに下がっている。
「かっこつけあさひー、いきりあさひー」
 ダイバーズウオッチも、シルバーアクセも、いっしょに買いに出かけたものだった。大学生になったことだしなんかイイもんつけてぇじゃん! モテそうなやつ! というのが旭の言い分で、二年前に渋谷で買った。ああでもないこうでもないとショーウィンドウの前で悩む旭は、中学時代にどのワックスを買おうか限られたお小遣いの中で悩んでいた旭と何も変わっていなかった。数年越しに再会した旭はたしかに「おとなのおとこ」になってはいたが、それは伸びた身長やしっかりとついた筋肉、逞しくなった骨格のはなしで、純真さや瞳の奥がチリチリ焦がれるような眩しさは寸分たりとも変わっていなかった。考え方も、水泳への想いも、チームメイトへの敬意も、自身のひたむきさも。何もかもがあの頃からぶれることなく旭の軸にある。バスケは続けていたがサークルでの週数回、交友関係も上辺だけのものがほとんどの貴澄にとって、当時たしかに憧れていた相手が変わることなくからりと笑う姿を目にすることは、真夏の太陽を直に見ることと変わりない。劣等感と紙一重の位置にあるともいえる強い憧れは、けれど貴澄を濁らすことはない。旭らしさに憧れ続けてはいるものの、旭は旭で、旭になりたいとは思わない。旭のとなりに並んで講義を受け、旭の泳ぎを近くから応援できる今。旭が九州に転校すると知ったときはもう二度と得られないと思っていたものが日常として貴澄の毎日の中に在る。それだけでじゅうぶん満たされていたからだった。
「……はずだったんだけどなあ」
 塩素ですこし傷んだ赤い髪。整えられた細い眉。日に焼けたうなじ。すっとした顎のラインや、記憶よりもずいぶん太くなった四肢。無駄のないしなやかな筋肉に、厚い胸板と広い肩。旭の内面の眩しさとは別に、貴澄にとって目の毒だった。裸なんて見慣れているはずなのに、服越しに無防備にさらされている旭の身体にどうしてだか目がいってしまう。タオルケットをかけながら、おおきく深呼吸をしてとくとくと速まるしんぞうを落ち着かせる。
 旭のことは、好きだ。
 同じくらいに、遙や真琴、郁弥のことも好きだ。
「みんなのことを好きってことは、誰のことも好きじゃないのといっしょだよ」
 俯きながら貴澄に対してそう言ったのは、五年前、当時付き合っていた女の子だった。いまでも印象に残っているのは、きっとあまりに的を射ていたからだ。その子のことが好きだった。けれど同じくらい、バスケのことも、チームメイトも、隣のクラスの友人のことも好きだった。好きだと感じれば話してみたいし、話してみて面白ければもっといっしょにいたいと思う。その相手が女の子で、その子もじぶんのことを「好き」だと言ってくれれば恋人として付き合ってきた。けれど好きの温度が異なるらしく、交際が続いたためしがまったくない。そのことで「あいつはちゃらい」「浮気者」だとまことしやかに囁かれた。だからといって、傷ついたことがない。そう思われるんならそうなんだろう、程度に流せてしまっていた。不思議だった。恋愛に対して泣いたり怒ったりできる周囲が。理解できなかった。理解できなかったからといって、理解しようとも思えなかった。他人は他人。それが貴澄の根本的な考え方であり、今でもそれは変わらない。
旭のことは好きだ。この感情はすとんと落ちる。話していて気楽で、楽しくて、視界が開けて、空気がすんと透き通る。
 けれど、近頃旭に対して抱くこのもやりと掴みどころのない感情がわからない。
 ワックスと汗の混じる髪をつまんで、後ろに撫でつける。汗ばむ額は頬と比べてすこし白い。真っ赤な耳と、熱い首筋。形と温度をたしかめるように触れるたび、しんぞうの裏側が熱を帯びていく。沸騰した血が流れているのか思考がぼうっと鈍っていく。けれども指先はいやに冷たくて、旭に触れていないほうの指をぐっぱと動かす。
「あさひ、うんとかっこよくなっちゃったなあ」
 外したばかりの腕時計がピピッと鳴った。ちょうど0時を回ったようだ。我に返って、自身の言動を省みて、とたんに羞恥心を思い出す。誤魔化すように旭の鼻をぐっとつまむ。「ンガ」と眉間にしわを寄せた間抜け面に安心したら、「あさひぶっさいくー」と笑いが込み上げてきた。写真を撮ってみんなに送ってやろうと思いつき、テーブルに置いたままのスマホに手を伸ばそうとした。そのしゅんかん。
「ッえ、」
 ぐらりと視界が反転し、布団越しにフローリングの硬さが背中に伝わる。状況がつかめず目をしろくろさせていると、旭の掠れた声がすぐそばでちいさく響いた。べろ、としたくちびるをなめられる。旭のくちびるが、貴澄のうすいくちびるをばくりと覆う。ぢゅ、と吸われ、意味が分からず視界の奥で白い光がばちばちはぜる。すぐに離れた旭はけれど貴澄を抱える腕の力をゆるめない。頭をがしがし雑に撫でられて、何の言葉も出ないうちに旭はまたぐうぐうと寝息をたてはじめ、旭のにおいと熱に抱き込まれたままの貴澄は驚きのあまり腰を抜かして動くこともままならず、耳鳴りのやまない頭でしかしひとつの確信を得てしまう。
 旭のこと“が”、好きだ。
 これはみっともない劣情をはらんだ感情だ。
 その証拠に、酔った勢いの、分別のつかない、相手が誰とも知らずの事故ともいえる旭のこのいっしゅんの行動に、たまらない欲情をおぼえてしまった。
 ああ、これは。
「気付きたく、なかったなあ」
 つぶやく声はいやに水っぽい。湿度の高い部屋のなか、暗い水の奥に沈む感覚をはじめて知った。







『昨日サンキューな! お礼に昼奢る! B棟の学食! 2限終わったら飛んでく!』
 2限の途中、旭からそう連絡がきた。通知画面から開けずに、既読もつけられないまま2限の終わりが告げられた。騒がしくなる講堂と、沈んだままの重い腰。広げたままのレジュメにはマーカーひとつ引けていない。
「一旦家帰る」と8時前に起きていた旭は皮肉なくらいにいつもの旭で、明け方まで寝付けなかった貴澄はベッドの中から見送った。拍子抜けしてしまうくらいのいつもの朝。朝につよい旭とよわい貴澄。起きろよ遅刻すんぞと布団の上からくすぐられたが、昨夜のことを思い出してしまってだめだった。旭はなにも覚えていない。酔って寝惚けて間違えて、貴澄に対してとった行動は、やはり貴澄へ向けたものではなかったのだろう。そう思い知るにはじゅうぶんすぎて、僅かながらに期待を抱いていた自分の愚かさに嫌悪感が拭えない。
『ごめん、今気付いた』
 返す頃には昼休みの時間は15分を過ぎていた。
『特等席とれたぞ! 窓際の! B定食ギリ残ってる!』
 B定食は貴澄がよく選ぶ洋食プレートで、日替わりデザートが気に入っていると前に話したことを思い出す。「旭らしいなあ、この人たらし」とこれまではからかえていたが、今日ばかりはそうはいかない。誰に対しても旭はそうだから、と卑屈になってしまう自分を否めない。
『ほんっとごめん! 今日ゼミの用事があって行けないんだよ~』
 ヘンに思われることのないように、ぺこぺこ頭を下げるスタンプと一緒にそう送る。嘘を吐くことに後ろめたさを感じるが、どの面下げて旭に会いに行けばいいのか分からない。感情の整理が追い付かない。誰に対しても等しく抱いていた「好き」だという感情に、欲が含まれることでこうも持て余してしまうだなんて知らなかった。好きだと感じれば話してみたいし、話してみて面白ければもっといっしょにいたいと思う。そんな今までの行動原理からかけ離れている自分の対応に、「みんなのことを好きってことは、誰のことも好きじゃないのといっしょだよ」の言葉が絡みつく。
 純真に、真っ直ぐに、自分のことを友人として大事にしてくれている相手に対し、こんなみっともない欲を抱いている自分が情けない。何かの間違いだと思いたい。思いたいのに、たったいっしゅんの触れ合いを思い出すだけで、今でもしんぞうがはち切れそうになる。旭の顔を真っ直ぐ見られる自信がない。鈍感だけど、へんなところで機微に敏い旭のことだ。少なくとも今日だけは、嘘を吐いてでも距離を置きたい。いつもの自分を取り戻せたら、いつもみたいに友人として振舞える自分が返ってくるまで、それまでは、ひとりで頭を冷やしたい。



 感情に整理がつかないままに、気付けば2週間が経っていた。夏休み前の考査やレポートの締め切り、バイト先の繁忙期を言い訳に、旭と顔を合わせていない。旭は旭で夏の大会前の追い込みでストイックに練習に打ち込んでいるらしく、ここ一週間は連絡ひとつない。
 最後のレポートを書き終えて、メールに添付して送信する。にぶい頭痛と乾く喉に、重い肩と張った首筋。伸びをするとあちらこちらの関節が鳴った。冷蔵庫のなかはほとんど空だがコンビニへ行く気力はとてもない。水道水をマグカップに注ぎながら、常備していたミネラルウォーターは旭がいつ来てもいいように用意していたことを思い出す。
 けっきょくのところ、自分はいつから旭に対して他とは違う好意を寄せていたのだろう。
 ベランダに出るととんと日は暮れているというのに蒸し暑く、ぬるい水がからだに染みた。干したままだったTシャツを部屋に放り込み、すこし湿気った煙草に火をつける。星の見えない都会の空に白い煙が伸びていく。岩鳶の星空はここには無い。穏やかな海も潮風も、あちこちに咲いていた背の高い向日葵も、何も。あるのは無機質な建物と、動脈のようにあちこちを走る鉄道くらいだ。
 旭と顔を合わせなかったこの二週間、おそろしいほどに味気がなくて、提出物やバイトで多忙ながらもふいに感じる退屈におしつぶされそうだった。
 旭に対する罪悪感は消えていない。それどころかむしろ、旭に触れたい触れられたいと思う自分を自覚してからというもの、日増しにその情欲はふくらんだ。
 けどだからって、このまま無為な日を送り続けるのはいやだった。
 旭に会いたい、会いたくない。
 自分がこんなに我儘になれるものがあることもまた、貴澄がはじめて知ったことだった。
「さみしいなあ」
 煙といっしょに夜に吐き出されたたったひとつのシンプルな言葉。考えるよりも先に口をついていた。
 さみしい。さみしい。あさひにあいたい。
 けれどもし、この劣情がばれてしまったら。旭のなかの鴫野貴澄というにんげんは崩れてしまう。
 貴澄が何よりおそれていることは、旭に拒絶されることだった。失望され、幻滅され、突き放される未来がただただこわい。旭のとなりに並んでいたい。それだけだったはずなのに、この持て余す劣情は、いつか旭を曇らせる。
 あさひはたいようみたいだよね。
 いつだったかに、そう言ったことを思い出す。旭の眩しさは貴澄にとって太陽のそれと変わらない。
「やっぱ、あさひにあいたいなあ」
「きーすみー!」
 近くを走る電車の音に重なるようにして、思いがけず名前を呼ばれた。
「え、はっ? えっ、」
「下! 下!」
 ベランダから下を見下ろす。そこにはむずかしい顔をした旭が立っていて、煙草を隠すことも忘れて思わず身を乗り出してしまう。
「今からそっち行くから! ぜってー逃げんなよ! 鍵開けなかったらピンポン連打すっからなあ!」
「ちょ、声! 声おっきいって! 近所迷惑!」
「ウッセーー! 俺は今怒ってんだからな! 顔洗って待ってろよ!」
「か、かお……?」
 それを言うなら、首を洗って待ってろよ、だろう。
 あさひはほんとうにばかだなあ。



 おそるおそる玄関をあけると、階段を駆け上がってきたのか息を切らした旭がちょうど呼び鈴を鳴らすとこだった。
「あさ、」
「てめーこんにゃろー!」
 勢いよく伸びてきた腕に殴られるのかと思いきや、気付けばなぜか抱き込まれていた。理解ができずにからだがかたまる。旭のにおい。汗と、ワックスと、微かにアルコールと、そとのにおい。あの日の夜を思い出し、心拍数がどっと上がる。玄関の閉まる音がして、しんと静かな中に閉じ込められる。自身の心音がかしましい。わけがわからず耳鳴りがする。Tシャツ越しに伝わる旭の熱に、眩暈がする。
「ちょ、なになに、どしたの急に」
 いつも通りを装おうとつとめるが、どうしたって声がふるえてしまう。
「それはこっちのセリフだっつぅの」
「へ……?」
「勝手に、避けんなよ。さみしかっただろぉ」
 腰と後頭部に回された腕にいっそう力がこめられ、さらに距離が近くなる。
「なあ、きすみ。おれ今酔ってっから。酔ってるから、だから、ゆるせ」
「いみわかんな、なに、あさひ、どうしたの」
「おれおまえのことすきらしい」
 ふだんはどこまでも通る旭の声が、なさけないほど掠れている。
「あの夜、夢だとおもってたけど、お前がこんなふうに避けるってことは、夢じゃなかったんだろ。おれ、夢なら、って思って、お前にさわった。そりゃ、気持ちわるがられてとーぜんだけど、でも、」
 視線がかちあう。すぐそこに旭のまっすぐな双眸がゆれている。
「好きだから、避けられるのは、キツい。明日からはちゃんとトモダチやるから、だから、逃げんな。……おれから、逃げないで」

 旭はいつでも真っ直ぐで、ひたむきで、ぶれない軸を持っていた。そんな旭に憧れ、焦がれてきた。そんな旭が、こんなふうにかっこわるく、みっともない姿をさらしている。自分なんかを、自分みたいな何も持たないおとこを好きだと言う。

「う、うそだ」
「うそでこんなマネできるかよ」
「だって、そんなわけないだろ、」
「うそじゃねぇよ! ひとの一世一代の大告白を否定すんな!」
「あさひのことが好きなのはぼくのほうだ」
「だからうそじゃねぇって、って、え?」
「きっと、ずっと好きだった。たぶん、さいしょから、」
 決壊した感情が、せき止めきれずにあふれ出す。


「あさひのことだけが、ずっと、特別だった」



 旭のことは、好きだ。
 話していて気楽で、楽しくて、視界が開けて、空気がすんと透き通る。
 同じくらいに、遙や真琴、郁弥のことも好きだ。
「みんなのことを好きってことは、誰のことも好きじゃないのといっしょだよ」
 そう言った女の子は泣いていた。
 不思議だった。理解できなかった。
 恋愛に対して泣いたり怒ったりできる周囲がわからなかった。
 けれど、旭と向き合う自分自身はいつでも必死だった。
 嘘偽りなく真っ直ぐな旭に対して、上辺だけ掬い取るような真似はどうしたってできなかった。
 旭のことが好きだ。
 あの頃はまだじぶんの感情を形にするだけの言葉を知らなくて、欲を抱くには幼すぎた。
 けれど今は、もうあの頃の僕らじゃない。おとなというにはいろいろなものが足りないけれど、子どものままではいられない。



 ぐい、とくちびるが押し付けられる。余裕がなくて、不器用で、旭らしい触れ方だった。
「きすみ、ちゅーしていい……?」
 狐につままれたような表情で旭が言う。可笑しくって、いとしくて、笑ってしまう。こんなふうに笑うのはいつぶりだろう。

「いいよって言う前に、もうしてるじゃん。ふふっ、旭のエッチ」
「う、うるせー! エッチとか言うなあ!」









 _________________
 初出:2018年某日