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玉狛に住み込んでいる悠一の部屋にお呼ばれしたのは昨日の真夜中のこと。電気の消えた支部に忍び込む様にお邪魔して、内緒話をするようにベットに潜り込んだ。悠一はいつも以上に甘えたで、不安を埋めるみたいに名前を呼んで愛を囁いた。首筋に熱いベーゼを残して、確かめる手つきで身体に触れた。胸に切ない甘さが広がり、世界が悠一だけになった。幸せが眠気を誘って、そのまま悠一の腕の中で眠りについた。深く深く眠りに落ちて、目が覚めたのは11時を過ぎた頃だった。驚いて飛び起きようとすると、ぐいっと腕を引っ張られまたベットに引き戻された。
「逃げちゃダメ」
「けど、もうお昼になっちゃうよ?」
「ダメなものはダメ。まだここにいて」
ぎゅーっと腕に力が込められ、足でも身体をホールドされる。胸に顔をめいっぱい押し付けられて、
「あき、あき、」
と名前を呼ばれる。昨晩の甘えたはまだ続いているらしい。目の前の茶色の髪を撫でてやると、
「あきも名前呼んで」
とお願いされた。
「悠一?」
「うん、もっと」
「悠一」
「あき」
「悠一」
名前を繰り返すだけで、こんなにも穏やかで優しい気持ちになれるなんて、きっと悠一だけだ。他には考えられない。悠一は顔を上げると、今度はしゃぶりつくように私にキスをした。深く、深く。酸欠で頭がぼやけていく。息が上がってしまって肩を押した。唇が離れると、互いの唾液が糸を引く。
「はっ、あき、好きだ」
「はぁ、はぁ……うん。私も悠一が好きだよ」
へにゃっと悠一は顔を崩す。締まりのないだらしない顔は、私しか知らない。
「好き、好き、大好き」
子供のみたいに悠一は愛を歌う。それが可愛らしくて、嬉しくて、私からもキスを贈った。ちょっと驚いたように目を見開くと、またふにゃふにゃに蕩けた顔を見せる。
「今日はずっと一緒にいて?」
「もちろんだよ。ずっと一緒にいる」
「どこにも行かないで、約束しよう?」
差し出された小指をいとも簡単に結ぶ。もし、悠一といることで私が溶けてなくなってしまっても、それでも満足して私は消えていけるだろう。最後の最期まで、悠一の傍にいたいと思った。
「悠一も、私のこと置いて行かないでね?」
「そんなことしないよ。あきが俺の帰る場所だから」
満ち足りた顔で悠一は言った。誰よりも、悠一本人よりも、私は悠一のことを信じてる。エンドロールが流れても、この愛はきっと終わらない。
「お腹すいたね」
「お昼にしようか。でも、あともう少しだけ」
離れない悠一を本当に愛おしく思った。
「逃げちゃダメ」
「けど、もうお昼になっちゃうよ?」
「ダメなものはダメ。まだここにいて」
ぎゅーっと腕に力が込められ、足でも身体をホールドされる。胸に顔をめいっぱい押し付けられて、
「あき、あき、」
と名前を呼ばれる。昨晩の甘えたはまだ続いているらしい。目の前の茶色の髪を撫でてやると、
「あきも名前呼んで」
とお願いされた。
「悠一?」
「うん、もっと」
「悠一」
「あき」
「悠一」
名前を繰り返すだけで、こんなにも穏やかで優しい気持ちになれるなんて、きっと悠一だけだ。他には考えられない。悠一は顔を上げると、今度はしゃぶりつくように私にキスをした。深く、深く。酸欠で頭がぼやけていく。息が上がってしまって肩を押した。唇が離れると、互いの唾液が糸を引く。
「はっ、あき、好きだ」
「はぁ、はぁ……うん。私も悠一が好きだよ」
へにゃっと悠一は顔を崩す。締まりのないだらしない顔は、私しか知らない。
「好き、好き、大好き」
子供のみたいに悠一は愛を歌う。それが可愛らしくて、嬉しくて、私からもキスを贈った。ちょっと驚いたように目を見開くと、またふにゃふにゃに蕩けた顔を見せる。
「今日はずっと一緒にいて?」
「もちろんだよ。ずっと一緒にいる」
「どこにも行かないで、約束しよう?」
差し出された小指をいとも簡単に結ぶ。もし、悠一といることで私が溶けてなくなってしまっても、それでも満足して私は消えていけるだろう。最後の最期まで、悠一の傍にいたいと思った。
「悠一も、私のこと置いて行かないでね?」
「そんなことしないよ。あきが俺の帰る場所だから」
満ち足りた顔で悠一は言った。誰よりも、悠一本人よりも、私は悠一のことを信じてる。エンドロールが流れても、この愛はきっと終わらない。
「お腹すいたね」
「お昼にしようか。でも、あともう少しだけ」
離れない悠一を本当に愛おしく思った。