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※女の子の日ネタなので、苦手な人は注意。
「うううーっ……痛いしんどい……」
「大丈夫?」
ベットで寝込む私に、澄晴君は心配そうに声かける。ただなにもせずにベットの縁に腰掛けてくれている。待ちに待った澄晴君とのデートの日。若干、嫌な予感はしていたけど見事的中して、重い月経痛に苦しめられる。すぐに鎮痛剤を飲んだけど効かなくて、部屋から動けなくなってしまった。連絡した時には澄晴君は待ち合わせ場所にいたのに、
「そんな辛いなら今日はあきの家にしよう」
と、わざわざ私の家に来てくれた。特有の鬱々した気分も相まって、ものすごく申し訳なくて悔しくて、涙が出そうになる。
「ごめんね、澄晴君。せっかくのデートなのに」
「なに言ってんの、気にしないでいいよ。姉ちゃんも辛そうな時あるから、なんとなく慣れてるし」
その慣れは本当にお姉さんなのかな、なんて。不安になってしまって澄晴君の服の裾を掴む。
「うん? どうしたの?」
「ううー澄晴君、」
「なに、言ってごらんよ」
優しく微笑んで頭を撫でる。その仕草すら疑ってしまう。本当に、こういう日はダメだ。うるうると歪む視界に、困った顔の澄晴君が映る。
「そんな辛いの? 可哀想に……なにも出来なくてごめんね」
「違う、違うの、優しくしないで」
愛情が受け取り損ねて突き刺さる。普段はなにも思わないことが、不安で仕方がない。なんで澄晴君は私なんかを選んでくれたんだろう。
「優しくしないで、ってどういうこと? 俺帰った方がいい感じ?」
「嫌だ、帰って欲しくない」
「そっか、困ったな」
澄晴君の笑みは崩れない。私はいよいよ堪えられなくなって泣き出した。それを見て澄晴君はベットに入り込むと、抱きしめてくれた。腰のあたりを優しくさすりながら、
「心配するし、優しくするよ。俺の彼女だもん」
「ううっ他の子にも、そう言ってない?」
「なんだ、俺信用されてないな~」
苦笑したあと、澄晴君は私の頬に触れた。真剣な顔で、私と見つめ合う。
「俺が優しくするのも、デートするのも、あきだけだよ。あきだけが好き」
「すん、私も、澄晴君が好きぃ……」
「うん、ありがとうね」
ちゅ、と触れるだけのキス。それから、涙を指ですくってくれる。
「なんも心配しなくていいから。こんな辛い日くらい、俺に思いっきり甘えなよ。ね?」
「うん」
「いい子だ。それじゃあ、どうして欲しい? お姫様」
手を取られて、指を絡められる。それだけで、もやもやした気持ちが少しずつ晴れていく。
「ずっと、一緒にいて欲しい」
「あきが望むなら、いつでも側にいるよ」
胸に擦りよれば、しっかり抱きしめ直してくれた。トク、トクと澄晴君の生きてる音が聞こえる。
「眠いんじゃない? 少し一緒に寝ようか」
「うん」
温もりに包まれて、徐々に意識が遠のいていく。もっと俺大事にしなきゃな、と澄晴君が呟いたのが聞こえた気がした。
「うううーっ……痛いしんどい……」
「大丈夫?」
ベットで寝込む私に、澄晴君は心配そうに声かける。ただなにもせずにベットの縁に腰掛けてくれている。待ちに待った澄晴君とのデートの日。若干、嫌な予感はしていたけど見事的中して、重い月経痛に苦しめられる。すぐに鎮痛剤を飲んだけど効かなくて、部屋から動けなくなってしまった。連絡した時には澄晴君は待ち合わせ場所にいたのに、
「そんな辛いなら今日はあきの家にしよう」
と、わざわざ私の家に来てくれた。特有の鬱々した気分も相まって、ものすごく申し訳なくて悔しくて、涙が出そうになる。
「ごめんね、澄晴君。せっかくのデートなのに」
「なに言ってんの、気にしないでいいよ。姉ちゃんも辛そうな時あるから、なんとなく慣れてるし」
その慣れは本当にお姉さんなのかな、なんて。不安になってしまって澄晴君の服の裾を掴む。
「うん? どうしたの?」
「ううー澄晴君、」
「なに、言ってごらんよ」
優しく微笑んで頭を撫でる。その仕草すら疑ってしまう。本当に、こういう日はダメだ。うるうると歪む視界に、困った顔の澄晴君が映る。
「そんな辛いの? 可哀想に……なにも出来なくてごめんね」
「違う、違うの、優しくしないで」
愛情が受け取り損ねて突き刺さる。普段はなにも思わないことが、不安で仕方がない。なんで澄晴君は私なんかを選んでくれたんだろう。
「優しくしないで、ってどういうこと? 俺帰った方がいい感じ?」
「嫌だ、帰って欲しくない」
「そっか、困ったな」
澄晴君の笑みは崩れない。私はいよいよ堪えられなくなって泣き出した。それを見て澄晴君はベットに入り込むと、抱きしめてくれた。腰のあたりを優しくさすりながら、
「心配するし、優しくするよ。俺の彼女だもん」
「ううっ他の子にも、そう言ってない?」
「なんだ、俺信用されてないな~」
苦笑したあと、澄晴君は私の頬に触れた。真剣な顔で、私と見つめ合う。
「俺が優しくするのも、デートするのも、あきだけだよ。あきだけが好き」
「すん、私も、澄晴君が好きぃ……」
「うん、ありがとうね」
ちゅ、と触れるだけのキス。それから、涙を指ですくってくれる。
「なんも心配しなくていいから。こんな辛い日くらい、俺に思いっきり甘えなよ。ね?」
「うん」
「いい子だ。それじゃあ、どうして欲しい? お姫様」
手を取られて、指を絡められる。それだけで、もやもやした気持ちが少しずつ晴れていく。
「ずっと、一緒にいて欲しい」
「あきが望むなら、いつでも側にいるよ」
胸に擦りよれば、しっかり抱きしめ直してくれた。トク、トクと澄晴君の生きてる音が聞こえる。
「眠いんじゃない? 少し一緒に寝ようか」
「うん」
温もりに包まれて、徐々に意識が遠のいていく。もっと俺大事にしなきゃな、と澄晴君が呟いたのが聞こえた気がした。