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2日前の二宮との会話。
「あーあ、私も彼氏欲しいなー」
「好きな奴でもいるのか」
「いないけどさー」
何故か複数の友達が立て続けに彼氏を作ったので、置いていかれた気分になってそう呟いたのだ。
「なら、俺と付き合うか?」
「…………は?」
「お前みたいに物分りのいい女は嫌いじゃない」
「いやなんで上から目線だよ? 嫌いじゃない程度で付き合うとか嫌だ!」
思わず突っ込んでしまった。二宮は目を見開いて驚いたまま喋ってくれなくて、逃げるように私はその場を後にした。
……なんで断ったの、自分! 二宮だよ? あの超モテる二宮だよ? 私だって好きだわ、二宮は! 恐れ多くてアタックしてないけど! もしかしたら二宮と付き合えたかもしれないのに、何をやってるんだ自分は……。思ったことがすぐに口を吐いて出る癖なんとかしたい。なにが上から目線だよ、私が二宮の誘い断るとかそれこそ何様よ私。考えれば考える程後悔しかない。
「はあー……憂鬱だあ……」
「今度は何に悩んでいるんだ」
「何って……えっ?」
振り向くと、元凶の男がそこにいた。いや、二宮は悪くない。悪いのはバカな自分。
「いや、別に、なんでもないよ!?」
「……こないだのこと、怒ってるのか」
「へ?」
怒る? なんで怒ることがあるだろうか?
「そんな滅相もございません」
「…………悪かった。変な言い方をして」
「いやいや、私こそ馬鹿なこと言ってごめんなさい」
「……ああいうことは、しっかり伝えないと駄目だよな。俺が馬鹿だった」
二宮はじっと私を見つめる。え、なにこの空気。これじゃまるで。二宮はゆっくりと深呼吸をした。
「早乙女、」
「はい!」
「お前が好きだ。俺と、付き合って欲しい」
真っ直ぐ、真摯な告白。貴方に言われて、ときめかないわけがない。
「よろしくお願いします!」
思わず頭を下げて手を差し出してしまった。その手をなんの戸惑いもなく握り返されてびっくりした。至って真面目な顔で握手してくる二宮がおかしくて笑ってしまう。
「? 何を笑っている?」
「いや、なんでもないよ」
関係の変わった私たちの、これからの楽しい日々に想いを馳せた。
「あーあ、私も彼氏欲しいなー」
「好きな奴でもいるのか」
「いないけどさー」
何故か複数の友達が立て続けに彼氏を作ったので、置いていかれた気分になってそう呟いたのだ。
「なら、俺と付き合うか?」
「…………は?」
「お前みたいに物分りのいい女は嫌いじゃない」
「いやなんで上から目線だよ? 嫌いじゃない程度で付き合うとか嫌だ!」
思わず突っ込んでしまった。二宮は目を見開いて驚いたまま喋ってくれなくて、逃げるように私はその場を後にした。
……なんで断ったの、自分! 二宮だよ? あの超モテる二宮だよ? 私だって好きだわ、二宮は! 恐れ多くてアタックしてないけど! もしかしたら二宮と付き合えたかもしれないのに、何をやってるんだ自分は……。思ったことがすぐに口を吐いて出る癖なんとかしたい。なにが上から目線だよ、私が二宮の誘い断るとかそれこそ何様よ私。考えれば考える程後悔しかない。
「はあー……憂鬱だあ……」
「今度は何に悩んでいるんだ」
「何って……えっ?」
振り向くと、元凶の男がそこにいた。いや、二宮は悪くない。悪いのはバカな自分。
「いや、別に、なんでもないよ!?」
「……こないだのこと、怒ってるのか」
「へ?」
怒る? なんで怒ることがあるだろうか?
「そんな滅相もございません」
「…………悪かった。変な言い方をして」
「いやいや、私こそ馬鹿なこと言ってごめんなさい」
「……ああいうことは、しっかり伝えないと駄目だよな。俺が馬鹿だった」
二宮はじっと私を見つめる。え、なにこの空気。これじゃまるで。二宮はゆっくりと深呼吸をした。
「早乙女、」
「はい!」
「お前が好きだ。俺と、付き合って欲しい」
真っ直ぐ、真摯な告白。貴方に言われて、ときめかないわけがない。
「よろしくお願いします!」
思わず頭を下げて手を差し出してしまった。その手をなんの戸惑いもなく握り返されてびっくりした。至って真面目な顔で握手してくる二宮がおかしくて笑ってしまう。
「? 何を笑っている?」
「いや、なんでもないよ」
関係の変わった私たちの、これからの楽しい日々に想いを馳せた。