short-1-
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
学校の屋上、給水塔の陰。授業中で誰もいないここで、勇の長い足に挟まれて身体を預けていた。勇は右腕を私のお腹にまわし、もう片方の手で私の髪をいじりながら鼻歌を歌っている。
「……ねえ、授業大丈夫だったの?」
「あー大丈夫大丈夫」
そう言うと額にキスを落とし、また髪で遊ぶ。5限が終わった後、教室にやって来ると、「次の授業サボろうぜ。」と誘われ、有無を言わさず腕を引かれて今に至る。まあ、彼氏とふたりきりになれて嫌な気はしないが、勇は成績がよろしくないので心配ではある。授業出ても、勇は寝てそうだけど。勇に向き直り、胸に顔をうずめる。トッ、トッ、トッ、と規則正しい心音が安心させる。顔を上げれば、見下ろす勇と目があった。そのまま、どちらともなく唇を重ねた。初めは触れるだけのキスも、角度を変えるごとに深くなっていく。
「ん、むう」
苦しくて、勇の襟口を握りしめる。うっすらと目を開ければ、勇は劣情を催した鋭い目をしていた。これはまずい、と離れようとするががっちり頭を押さえつけられて離れることが出来ない。身体を捩り、首を振ってなんとか解放してもらう。
「勇、だめ」
「かーわいい」
耳元で囁かれ、身体の芯をぞくりと欲が走る。勇の手は、怪しい動きを始め出した。
「……だから、ダメ!」
「いってえ!」
ごちん、と思いっきり額に頭突きしてやる。額を抑え、勇は黙り込んだ。とりあえず安心して、また勇の胸に擦り寄る。ドッ、ドッ、ドッ。さっきよりも強く、速い心音。
「……今日の放課後は?」
「悪い、任務あるんだわー」
「そっか」
「むくれんなって」
「むくれてない」
「かわいいな」
そう言って勇は私を腕の中に閉じ込めた。このまま、授業なんて終わらなければ、ずっと一緒にいられるのに。そんな願いも虚しく、授業の終了を告げるチャイムが響く。
「……また一緒にサボろ?」
「!! 本当、あきかわいい」
ぎゅーと、抱きしめられて、ますます離れ難くなった。
「……ねえ、授業大丈夫だったの?」
「あー大丈夫大丈夫」
そう言うと額にキスを落とし、また髪で遊ぶ。5限が終わった後、教室にやって来ると、「次の授業サボろうぜ。」と誘われ、有無を言わさず腕を引かれて今に至る。まあ、彼氏とふたりきりになれて嫌な気はしないが、勇は成績がよろしくないので心配ではある。授業出ても、勇は寝てそうだけど。勇に向き直り、胸に顔をうずめる。トッ、トッ、トッ、と規則正しい心音が安心させる。顔を上げれば、見下ろす勇と目があった。そのまま、どちらともなく唇を重ねた。初めは触れるだけのキスも、角度を変えるごとに深くなっていく。
「ん、むう」
苦しくて、勇の襟口を握りしめる。うっすらと目を開ければ、勇は劣情を催した鋭い目をしていた。これはまずい、と離れようとするががっちり頭を押さえつけられて離れることが出来ない。身体を捩り、首を振ってなんとか解放してもらう。
「勇、だめ」
「かーわいい」
耳元で囁かれ、身体の芯をぞくりと欲が走る。勇の手は、怪しい動きを始め出した。
「……だから、ダメ!」
「いってえ!」
ごちん、と思いっきり額に頭突きしてやる。額を抑え、勇は黙り込んだ。とりあえず安心して、また勇の胸に擦り寄る。ドッ、ドッ、ドッ。さっきよりも強く、速い心音。
「……今日の放課後は?」
「悪い、任務あるんだわー」
「そっか」
「むくれんなって」
「むくれてない」
「かわいいな」
そう言って勇は私を腕の中に閉じ込めた。このまま、授業なんて終わらなければ、ずっと一緒にいられるのに。そんな願いも虚しく、授業の終了を告げるチャイムが響く。
「……また一緒にサボろ?」
「!! 本当、あきかわいい」
ぎゅーと、抱きしめられて、ますます離れ難くなった。