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なんで俺がこんなとこに来てるんだ……。
「レッツエンジョイ! バスケットボール!」
何故か後輩の勉強を見てただけなのに、なーぜーか、体育会系の連中の集う体育館に連れてこられた。柿崎の車に押し込められ、若干車酔いしてるっていうのに、もうあいつら準備運動してやがる。こっそり抜け出して、煙草を吸おうとしたら、
「どこ行く気ですか*?」
なんて、いい笑顔でくまに呼び止められた。そもそも、俺をここに連れて来たのはくまだ。あいつ、俺が女子の頼み断れないの知っててやってやがる……はぁ、とため息一つ吐いて観念した。
「言っとくけど、俺体力ゼロだかんな」
「動かないから、体力つかないんですよ! これでも私、あきさん心配してるんですからね!」
「握力20の俺にそりゃどーも」
余計なお世話だ。こちとら21歳までインドア極めてんだ、もう手遅れだって。そんな俺の視線での訴えを無視して、無慈悲なグッパーは執り行われた。スリーONスリー、俺を頭数に入れないで欲しい。
「じゃ、ゲームスタートだな!」
柿崎の威勢のいい掛け声で、無常にもゲームはスタートした。開始早々、トバしてくる連中を目で追うので精一杯だ。ボールを追いかけ右往左往。
「ちょ、待てやお前らぁ!!」
俺の叫びを笑いながら、動くことを辞めない奴らが憎い。そして、フラフラな俺に対して勢い良くパスを出してきた歌川が憎い。パスを思いっきり受け損ね、豪快に背中から床に叩きつけられた。
「ちょ、大丈夫ですか!?」
「…………おう」
駆け寄ったくまを、完全に下のアングルから見上げる。ユニフォームの隙間から覗く、インナーとちらりと見えるへそには汗が流れていた。
(まあ、これでチャラにしとくか)
「レッツエンジョイ! バスケットボール!」
何故か後輩の勉強を見てただけなのに、なーぜーか、体育会系の連中の集う体育館に連れてこられた。柿崎の車に押し込められ、若干車酔いしてるっていうのに、もうあいつら準備運動してやがる。こっそり抜け出して、煙草を吸おうとしたら、
「どこ行く気ですか*?」
なんて、いい笑顔でくまに呼び止められた。そもそも、俺をここに連れて来たのはくまだ。あいつ、俺が女子の頼み断れないの知っててやってやがる……はぁ、とため息一つ吐いて観念した。
「言っとくけど、俺体力ゼロだかんな」
「動かないから、体力つかないんですよ! これでも私、あきさん心配してるんですからね!」
「握力20の俺にそりゃどーも」
余計なお世話だ。こちとら21歳までインドア極めてんだ、もう手遅れだって。そんな俺の視線での訴えを無視して、無慈悲なグッパーは執り行われた。スリーONスリー、俺を頭数に入れないで欲しい。
「じゃ、ゲームスタートだな!」
柿崎の威勢のいい掛け声で、無常にもゲームはスタートした。開始早々、トバしてくる連中を目で追うので精一杯だ。ボールを追いかけ右往左往。
「ちょ、待てやお前らぁ!!」
俺の叫びを笑いながら、動くことを辞めない奴らが憎い。そして、フラフラな俺に対して勢い良くパスを出してきた歌川が憎い。パスを思いっきり受け損ね、豪快に背中から床に叩きつけられた。
「ちょ、大丈夫ですか!?」
「…………おう」
駆け寄ったくまを、完全に下のアングルから見上げる。ユニフォームの隙間から覗く、インナーとちらりと見えるへそには汗が流れていた。
(まあ、これでチャラにしとくか)