反応を楽しむ10のセリフ
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「いじわるしないで」
ぽん子がこちらを睨みながらそう言った。
先日ぽん子に対して「可愛い」と言ってから、何を言っても拒否されるようになってしまった。
といっても悪口を言ったり無視が出来るようなヤツではなく、声をかければツンツンした態度を取られるだけだ。
「どこがいじわるだってんでさァ」
わざとらしく大きなため息をついて首を傾げれば、ぽん子は眉をひそめて俺から目を背けた。
「…こ、この状況よ…」
「この状況?」
「そう!おかしいでしょ…何これ…」
腕組みをしながら、ぽん子は俺を見ずにぶつぶつと怒りをあらわにしている。
そんな子供っぽい姿にぷッと吹き出してしまい、ぽん子は俺をキッと睨んだ。
「何笑ってんの?何で私が総悟に壁ドンされてんの?!」
そう言いつつ逃げようとはしないぽん子に、マジで可愛いなコイツと思いながらジリジリ距離を詰めると、ぽん子はヒィッと小さく悲鳴をあげた。
「何でィ、そこはきゃあとか言うところじゃねぇか」
「総悟の顔怖いから無理無理!そもそもこんなことする目的は何なの」
「ひっでーなオイ。人の顔にケチつける程おめーの顔も整ってねェだろぃ」
「女子になんてこと言ってんの?ブサイクで悪かったわね!」
フンっと言いながら、またぽん子はそっぽを向いてしまった。
だがチラチラとこちらを伺う辺りが、俺のことを気になって仕方ないというのがバレバレで笑えてくる。
「誰もブサイクだなんて言ってやせんよ」
そう言ってわざと覗き込めば、ぽん子は顔を真っ赤にして口をパクパクさせた。
「も、ホント…総悟、ずるい…」
「何がズルいって?」
「何でもない!もう、用がないなら私帰るから」
ぽん子は俺の腕を掴み、その下をくぐろうとした。
だが腕を下げてそれを阻めば、ちょっと苛ついた顔で今度は反対側から逃げ出そうとしたがそれも阻止してやった。
我ながら子供っぽい事をしているとは思うが、ぽん子の顔がころころと変わるのが面白くて止められない。
「何なの」
「何が?」
「さっきから邪魔して…何なの!」
「まーたナンナノ星人かィ」
「なっ……腹立つ…!」
「おぅおぅ、顔真っ赤でさァ」
ハハハ!と高笑いしてやれば、ぽん子は今度こそ怒った顔で俺の腕を強く握り、ギリギリと思い切り両手で掴みかかった。
全然痛くないので、それもひょいっと高く腕を上げれば引っ張られたぽん子は悔しそうに手を離した。
「何でィ、言いたいことがあるなら言いなせぇ。たまには聞いてやりやすぜ」
口を一文字に閉じつつも、何か言いたげにこちらを睨むぽん子に笑ってそういえば、ググッと眉を寄せたぽん子は俺の胸板に握りこぶしを叩きつけてきた。
「いじわるしないで…!」
あぁ、なんて可愛い顔で可愛いことを言うんだろう、コイツは。
「……悪ぃ、ムリ」
恐らく絞り出したであろうその願いは聞いてやれそうになくて、俺はその小さい拳を引っ掴むと、ぽん子の体を強く抱き締めた。
ぽん子がこちらを睨みながらそう言った。
先日ぽん子に対して「可愛い」と言ってから、何を言っても拒否されるようになってしまった。
といっても悪口を言ったり無視が出来るようなヤツではなく、声をかければツンツンした態度を取られるだけだ。
「どこがいじわるだってんでさァ」
わざとらしく大きなため息をついて首を傾げれば、ぽん子は眉をひそめて俺から目を背けた。
「…こ、この状況よ…」
「この状況?」
「そう!おかしいでしょ…何これ…」
腕組みをしながら、ぽん子は俺を見ずにぶつぶつと怒りをあらわにしている。
そんな子供っぽい姿にぷッと吹き出してしまい、ぽん子は俺をキッと睨んだ。
「何笑ってんの?何で私が総悟に壁ドンされてんの?!」
そう言いつつ逃げようとはしないぽん子に、マジで可愛いなコイツと思いながらジリジリ距離を詰めると、ぽん子はヒィッと小さく悲鳴をあげた。
「何でィ、そこはきゃあとか言うところじゃねぇか」
「総悟の顔怖いから無理無理!そもそもこんなことする目的は何なの」
「ひっでーなオイ。人の顔にケチつける程おめーの顔も整ってねェだろぃ」
「女子になんてこと言ってんの?ブサイクで悪かったわね!」
フンっと言いながら、またぽん子はそっぽを向いてしまった。
だがチラチラとこちらを伺う辺りが、俺のことを気になって仕方ないというのがバレバレで笑えてくる。
「誰もブサイクだなんて言ってやせんよ」
そう言ってわざと覗き込めば、ぽん子は顔を真っ赤にして口をパクパクさせた。
「も、ホント…総悟、ずるい…」
「何がズルいって?」
「何でもない!もう、用がないなら私帰るから」
ぽん子は俺の腕を掴み、その下をくぐろうとした。
だが腕を下げてそれを阻めば、ちょっと苛ついた顔で今度は反対側から逃げ出そうとしたがそれも阻止してやった。
我ながら子供っぽい事をしているとは思うが、ぽん子の顔がころころと変わるのが面白くて止められない。
「何なの」
「何が?」
「さっきから邪魔して…何なの!」
「まーたナンナノ星人かィ」
「なっ……腹立つ…!」
「おぅおぅ、顔真っ赤でさァ」
ハハハ!と高笑いしてやれば、ぽん子は今度こそ怒った顔で俺の腕を強く握り、ギリギリと思い切り両手で掴みかかった。
全然痛くないので、それもひょいっと高く腕を上げれば引っ張られたぽん子は悔しそうに手を離した。
「何でィ、言いたいことがあるなら言いなせぇ。たまには聞いてやりやすぜ」
口を一文字に閉じつつも、何か言いたげにこちらを睨むぽん子に笑ってそういえば、ググッと眉を寄せたぽん子は俺の胸板に握りこぶしを叩きつけてきた。
「いじわるしないで…!」
あぁ、なんて可愛い顔で可愛いことを言うんだろう、コイツは。
「……悪ぃ、ムリ」
恐らく絞り出したであろうその願いは聞いてやれそうになくて、俺はその小さい拳を引っ掴むと、ぽん子の体を強く抱き締めた。