反応を楽しむ10のセリフ
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「総悟って本当に性格が悪いよね」
目の前で唇を噛み締めるぽん子は、俺の目を真っ直ぐに見てそういった。
その時に俺は、この女が好きでたまらないんだと改めて自覚した。
小中と同じ学校だったとはいえ、幼なじみとも言えない程度のこの女子高生は、わりと人当たりのいい方だと思う。
頼まれれば断れないタイプなのがたまにキズというやつだが、面倒みも良くて頭も悪くは無い。
べた褒めに近く褒めているが、俺にとっては一応、一番いい女ってやつだ。
そんなぽん子という人間に少しでも好意を持って貰おうと近づいたが、いかんせんこの整った顔のおかげで苦労した経験の方が多い俺は女に対して愛想良く振舞ったり、その気にさせるといった行為が壊滅的に悪い方へいっちまうらしい。
「何でィ。高校生にもなってチビって言われて泣きそうになってんのかよ。アンタ小学生ですかィ」
本当は小さくて可愛いと言いたいが、そう伝えるためになんて言葉から入ろうと悩んでいたら、なぜか悪口と取られてしまい、結果目の前でぽん子は唇を噛み締めて涙を堪えている。
ここで目を逸らしたり逃げ出さないあたりがやはり俺の見込んだ女ってとこだろう。
「総悟さ、何なの?まじで。私のこと嫌いなら構わなきゃいいじゃん!」
「は?話しかけてやったら嬉しそうにしてたから、会話を繋げてやってんじゃねーかィ」
「会話のキャッチボール出来てませんでしたけど?!ひたすら貶されてたと思いますけど?!」
遂にキーキーと喚き出したぽん子だが、そのバタバタと身振り手振りで怒るところも可愛く見えるから、恋ってやつはおかしなもんだ。
今まで告白されて振ってキーキー言い出した相手に対しては、何だこの騒音機…ぐらいにしか思っていなかったというのに。
「そうかねェ」
「絶対そうでしょ…」
「まぁ落ち着きなせェ」
そうこう話していれば、ぽん子の目からは涙が引っ込んだのかその表情も先程まで泣き出しそうだったのが悔しそうな顔に変わっていた。
何だかんだで未だにコイツの泣き顔なんてもんは見たことが無ぇ。
「アンタがちんちくりんなのは今に始まった事じゃねぇし、今更どうにかしようと思っても無理ってもんだろィ。個性として受け止めなァ」
「いや完全に貶し始めたよね!アンタ私の事ちんちくりんと思ってんのね」
「可愛いと思ってやすぜ。マスコット的な」
「ほんっと!何なの!」
しまいには地団駄を踏むぽん子に笑いが込み上げてきて、ついちっこい頭をぐりぐりと乱暴に撫で付けた。
ぽん子は「何なのよ!」と俺を睨んで叩き落とされたが、それでもまた頭をぐりぐりし続けていたら、もう諦めたのか無言でこちらをじとりと睨んでいる。
「お前、ちいせぇなぁ…」
「150センチはあるんだから、そこまで小さくないでしょ」
「辛うじてだろィ」
「うるさいなーホントにうるさいなー」
あぁ、可愛いなぁ
言ってしまえば、きっとぽん子はまた馬鹿にして!と顔を真っ赤にして怒るだろうか。
それとも、少しは狼狽えてくれるだろうか。
「あーほんと可愛い…」
「えっ」
「あっやべっ」
余計なことを考えていたせいで、思わずぽろりと本音が出てしまった。
ぽん子はというと、想像の後者だった様であからさまに狼狽えているようだ。
「ちょっ、えっ…いや、そんな、まさか」
「おぉ…ぽん子の顔真っ赤になってまさァ…」
「なっ名前呼びっ…何なの!ホント何なの!」
「お前、語彙力無さすぎだろィ。ナンナノ星人かィ」
ぽん子はというと、顔を真っ赤にして目にはうっすら涙を浮かべながらもその口元はニヤニヤと喜びを隠せずにいた。
あっこいつも俺の事絶対好きだな、と確信を得た俺は困惑しているぽん子を力強く抱きしめて、耳元で囁いた。
「その顔かわいい」
目の前で唇を噛み締めるぽん子は、俺の目を真っ直ぐに見てそういった。
その時に俺は、この女が好きでたまらないんだと改めて自覚した。
小中と同じ学校だったとはいえ、幼なじみとも言えない程度のこの女子高生は、わりと人当たりのいい方だと思う。
頼まれれば断れないタイプなのがたまにキズというやつだが、面倒みも良くて頭も悪くは無い。
べた褒めに近く褒めているが、俺にとっては一応、一番いい女ってやつだ。
そんなぽん子という人間に少しでも好意を持って貰おうと近づいたが、いかんせんこの整った顔のおかげで苦労した経験の方が多い俺は女に対して愛想良く振舞ったり、その気にさせるといった行為が壊滅的に悪い方へいっちまうらしい。
「何でィ。高校生にもなってチビって言われて泣きそうになってんのかよ。アンタ小学生ですかィ」
本当は小さくて可愛いと言いたいが、そう伝えるためになんて言葉から入ろうと悩んでいたら、なぜか悪口と取られてしまい、結果目の前でぽん子は唇を噛み締めて涙を堪えている。
ここで目を逸らしたり逃げ出さないあたりがやはり俺の見込んだ女ってとこだろう。
「総悟さ、何なの?まじで。私のこと嫌いなら構わなきゃいいじゃん!」
「は?話しかけてやったら嬉しそうにしてたから、会話を繋げてやってんじゃねーかィ」
「会話のキャッチボール出来てませんでしたけど?!ひたすら貶されてたと思いますけど?!」
遂にキーキーと喚き出したぽん子だが、そのバタバタと身振り手振りで怒るところも可愛く見えるから、恋ってやつはおかしなもんだ。
今まで告白されて振ってキーキー言い出した相手に対しては、何だこの騒音機…ぐらいにしか思っていなかったというのに。
「そうかねェ」
「絶対そうでしょ…」
「まぁ落ち着きなせェ」
そうこう話していれば、ぽん子の目からは涙が引っ込んだのかその表情も先程まで泣き出しそうだったのが悔しそうな顔に変わっていた。
何だかんだで未だにコイツの泣き顔なんてもんは見たことが無ぇ。
「アンタがちんちくりんなのは今に始まった事じゃねぇし、今更どうにかしようと思っても無理ってもんだろィ。個性として受け止めなァ」
「いや完全に貶し始めたよね!アンタ私の事ちんちくりんと思ってんのね」
「可愛いと思ってやすぜ。マスコット的な」
「ほんっと!何なの!」
しまいには地団駄を踏むぽん子に笑いが込み上げてきて、ついちっこい頭をぐりぐりと乱暴に撫で付けた。
ぽん子は「何なのよ!」と俺を睨んで叩き落とされたが、それでもまた頭をぐりぐりし続けていたら、もう諦めたのか無言でこちらをじとりと睨んでいる。
「お前、ちいせぇなぁ…」
「150センチはあるんだから、そこまで小さくないでしょ」
「辛うじてだろィ」
「うるさいなーホントにうるさいなー」
あぁ、可愛いなぁ
言ってしまえば、きっとぽん子はまた馬鹿にして!と顔を真っ赤にして怒るだろうか。
それとも、少しは狼狽えてくれるだろうか。
「あーほんと可愛い…」
「えっ」
「あっやべっ」
余計なことを考えていたせいで、思わずぽろりと本音が出てしまった。
ぽん子はというと、想像の後者だった様であからさまに狼狽えているようだ。
「ちょっ、えっ…いや、そんな、まさか」
「おぉ…ぽん子の顔真っ赤になってまさァ…」
「なっ名前呼びっ…何なの!ホント何なの!」
「お前、語彙力無さすぎだろィ。ナンナノ星人かィ」
ぽん子はというと、顔を真っ赤にして目にはうっすら涙を浮かべながらもその口元はニヤニヤと喜びを隠せずにいた。
あっこいつも俺の事絶対好きだな、と確信を得た俺は困惑しているぽん子を力強く抱きしめて、耳元で囁いた。
「その顔かわいい」