お付き合い編
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ぽん子の家には何度か泊まったことがあった。
その度に同じシャンプー、同じボディーソープの香りなのに何故かコイツは違う匂いのように感じるなんて思ってみたり、ぽん子のベッドで朝を迎えてみたいだなんて思いながらもしっかりと寝室は分けて眠りについていた。
意外にも健全なお付き合いを重ねていた俺たちだったが、ついにセッ…いや、合た…いやいや、夜のお付き合いへと漕ぎ着けることが出来たのはつい先日のこと。
そんか俺がぽん子に対してずっと気になっていたことをついに打ち明ける時がきた。
「ぽん子さぁ、いつもそのカッコで過ごしてんの?」
俺が指摘しているぽん子の姿というと、仕事着だといいながら常日頃から着ているであろうTシャツに、太ももがバッチリ見えてしまうショートパンツという洋装だ。
「そうですね、動きやすいし楽なので何着か揃えてますよ」
俺の気も知らずににこにこと微笑みながら答えるぽん子にガックシと頭を垂らす。
薄々気づいてはいたが、やはり普段からこの姿で過ごしているのが確定したということはあの担当者の前でもこの姿で居るということだろう。
更には真選組の世話になった時にも、この格好だったという可能性も大いに有り得る。
「そっかぁ、いやぁね、別にぽん子にケチつけたい訳じゃないんだけどさ。彼氏としてはちょっと許し難いっつーかさぁ」
「どうかしましたか?」
キョトンとした顔でこちらを見るぽん子に、あぁもう可愛いなぁ!と抱きしめたくなる衝動を抑えながら、俺はどう伝えればいいのかと頭を回転させた。
「うーん、なんつーかさ…」
「何でしょう」
「あんまりその、他のやつにその姿を見せて欲しくないと思ってさ」
「ええっ!そんなに奇抜でもないかと思いますが……」
遠慮がちに伝えてみると、ぽん子はあたふたしながら立ち上がり、自分の服装がどこがおかしいのかとシャツの裾を伸ばしてみたり背中を気にしてみたりと忙しなく手をパタパタとあちこちに動かしていた。
その様子に少し微笑ましく感じつつも、俺がぽん子の細い手首をそっと掴んで動きを止めればヒラリと裾が捲りあがった。
その隙間にもう片方の手を少しだけ差し込んで、脇腹を指先でツーっと撫でるとぽん子は小さく悲鳴をあげて身をよじった。
「ほら、こんな無防備な姿を他のやつに見せたくねーのよ。ただでさえぽん子ちゃんは可愛いんだからよ…」
手を離してすっぽり抱き締めれば、ぽん子は俺の背中に腕を回してスリスリと顔を擦り寄せてきた。
冷静に見えて意外と子供っぽいところのあるぽん子のことだから、今はきっと顔を赤く染めているに違いない。
「わ、分かりました…服装については考えます……」
そう言ってこちらを見上げたぽん子は案の定ほのかに頬を染めて、恥ずかしさを堪えているのにバレバレの顔をしていて、俺は思わず吹き出してしまいそうになった。
「おう、それに年頃の女がそんなに足見せちゃいかんだろ」
「うっ」
「こうやって悪いオオカミさんに食われちまったらどーすんですかぁ~?」
「わっ…あ、ちょっ…銀さん!」
ぽん子の体を軽々と横抱きにし、ひょいっとベッドへ押し倒せばシーツにまで広げられていた原稿用紙やメモが小さく音を立ててヒラヒラと床へ落ちていった。
俺の手にも書きかけて文字の潰されたぐしゃぐしゃの原稿用紙が一枚下敷きになっていて、ぽん子に顔を近づけると静かな部屋にくしゃりと紙の潰れる音だけが響く。
「男は皆オオカミだ、ぽん子」
広がった艶やかな髪が、透き通るように白い肌が、紅潮した頬が、シーツの上で俺の下敷きになるぽん子の表情が、何とも扇情的に思えた。
「……銀さんも、オオカミですか?」
「……そうだな」
こんな姿のぽん子の前じゃ、オオカミになっちまうよ。
耳元で囁けばぽん子の細い腕が俺の首に回されて、俺は遠慮なく白い首に噛み付いた。
白いオオカミさん
「あっ、銀さんいらっしゃい」
「おーぽん子……なんでジャージ?」
「動きやすくて良いかなって思って買ってみたんです。驚くほど快適ですよ!これなら冬はモコモコのやつもいいですね」
「そ、そっかぁ~」
その度に同じシャンプー、同じボディーソープの香りなのに何故かコイツは違う匂いのように感じるなんて思ってみたり、ぽん子のベッドで朝を迎えてみたいだなんて思いながらもしっかりと寝室は分けて眠りについていた。
意外にも健全なお付き合いを重ねていた俺たちだったが、ついにセッ…いや、合た…いやいや、夜のお付き合いへと漕ぎ着けることが出来たのはつい先日のこと。
そんか俺がぽん子に対してずっと気になっていたことをついに打ち明ける時がきた。
「ぽん子さぁ、いつもそのカッコで過ごしてんの?」
俺が指摘しているぽん子の姿というと、仕事着だといいながら常日頃から着ているであろうTシャツに、太ももがバッチリ見えてしまうショートパンツという洋装だ。
「そうですね、動きやすいし楽なので何着か揃えてますよ」
俺の気も知らずににこにこと微笑みながら答えるぽん子にガックシと頭を垂らす。
薄々気づいてはいたが、やはり普段からこの姿で過ごしているのが確定したということはあの担当者の前でもこの姿で居るということだろう。
更には真選組の世話になった時にも、この格好だったという可能性も大いに有り得る。
「そっかぁ、いやぁね、別にぽん子にケチつけたい訳じゃないんだけどさ。彼氏としてはちょっと許し難いっつーかさぁ」
「どうかしましたか?」
キョトンとした顔でこちらを見るぽん子に、あぁもう可愛いなぁ!と抱きしめたくなる衝動を抑えながら、俺はどう伝えればいいのかと頭を回転させた。
「うーん、なんつーかさ…」
「何でしょう」
「あんまりその、他のやつにその姿を見せて欲しくないと思ってさ」
「ええっ!そんなに奇抜でもないかと思いますが……」
遠慮がちに伝えてみると、ぽん子はあたふたしながら立ち上がり、自分の服装がどこがおかしいのかとシャツの裾を伸ばしてみたり背中を気にしてみたりと忙しなく手をパタパタとあちこちに動かしていた。
その様子に少し微笑ましく感じつつも、俺がぽん子の細い手首をそっと掴んで動きを止めればヒラリと裾が捲りあがった。
その隙間にもう片方の手を少しだけ差し込んで、脇腹を指先でツーっと撫でるとぽん子は小さく悲鳴をあげて身をよじった。
「ほら、こんな無防備な姿を他のやつに見せたくねーのよ。ただでさえぽん子ちゃんは可愛いんだからよ…」
手を離してすっぽり抱き締めれば、ぽん子は俺の背中に腕を回してスリスリと顔を擦り寄せてきた。
冷静に見えて意外と子供っぽいところのあるぽん子のことだから、今はきっと顔を赤く染めているに違いない。
「わ、分かりました…服装については考えます……」
そう言ってこちらを見上げたぽん子は案の定ほのかに頬を染めて、恥ずかしさを堪えているのにバレバレの顔をしていて、俺は思わず吹き出してしまいそうになった。
「おう、それに年頃の女がそんなに足見せちゃいかんだろ」
「うっ」
「こうやって悪いオオカミさんに食われちまったらどーすんですかぁ~?」
「わっ…あ、ちょっ…銀さん!」
ぽん子の体を軽々と横抱きにし、ひょいっとベッドへ押し倒せばシーツにまで広げられていた原稿用紙やメモが小さく音を立ててヒラヒラと床へ落ちていった。
俺の手にも書きかけて文字の潰されたぐしゃぐしゃの原稿用紙が一枚下敷きになっていて、ぽん子に顔を近づけると静かな部屋にくしゃりと紙の潰れる音だけが響く。
「男は皆オオカミだ、ぽん子」
広がった艶やかな髪が、透き通るように白い肌が、紅潮した頬が、シーツの上で俺の下敷きになるぽん子の表情が、何とも扇情的に思えた。
「……銀さんも、オオカミですか?」
「……そうだな」
こんな姿のぽん子の前じゃ、オオカミになっちまうよ。
耳元で囁けばぽん子の細い腕が俺の首に回されて、俺は遠慮なく白い首に噛み付いた。
白いオオカミさん
「あっ、銀さんいらっしゃい」
「おーぽん子……なんでジャージ?」
「動きやすくて良いかなって思って買ってみたんです。驚くほど快適ですよ!これなら冬はモコモコのやつもいいですね」
「そ、そっかぁ~」