内容に深く関わるため、主人公の名前変更の際は犬関係の名前をおすすめします。
吾輩は犬である
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碧が様々な器具や部品たちを床に広げる。しかし、数が多い為、面積が少なくなりボーダーコリーはロボットモードになった上に爪先立ちまでしている。
時は数刻前に戻る。スマホアプリを確認した碧は一通のメールが来ていることに気がついた。差出人はボーダーコリー。『私の代わりに買ってきて欲しい物がある』と朝一番に送られてきていた。その文字を読んだ碧は息を呑む。
普段は大人しくガレージ内に鎮座し、碧の父親の足になることについても文句一つ言わない。思えば、初めから彼女は何も望んでいなかった。それほどまでに無欲で大人しい友人からの頼み事ならば協力しないという手はない。隣町のホームセンターに向かうべく浮かれた気分で電車に乗り込んだ。しかし、大荷物を抱えた碧を迎えに来たのは結局のところは父親が運転する白のSUVだった。
そして現在、これらをどう使い、目的が未だ分からずにいる碧はボーダーコリーに視線を向ける。しかし当の本人は統一感のない部品を見詰めながら人間は出さないような音を出している。こういう音は何度も聞いているが初めて耳にした時は驚いたことを思い出す。並べ始めてから無言を貫いているボーダーコリーに意を決して声をかけた。
「ボーダーコリー、これは何?」
『とある物を作るための材料』
「とある物?」
するとボーダーコリーはどこからか数枚の大きな紙を碧に差し出し出す。それはあの心象世界にて見たチャシャの設計図を模写した物だ。しかし碧がそれを観察しても何を書いているのか微塵も分からない。
「これ…なんて書いてんの?」
『……私が何故知っているのか分からないけれど、これは惑星サイバトロンの公用語だ。書いている内容は私が作りたい物の設計図』
「サイバ…なんだって?」
『今は重要じゃないから大丈夫、それよりも大変なのは…』
ボーダーコリーの視線が碧を横切り、床一面に敷き詰められた金属に向けられる。
『思ったよりも全てが小さいってこと』
間もなく設計図を元に、ボーダーコリーは開発に取り掛かった。しかし人間サイズの工具はとても小さい為、かなり苦戦を強いられている。その上、ガレージ内は狭い。今まで体験してこなかった感情を抑えられないでいると金属の肌をそっと撫でられた。
「あたしも手伝うから、ね?細かい作業は任せてよ」
『う、うん…』
落ち着かせるように撫でるその手はとても柔らかい。安心感を覚えたボーダーコリーにはもう苛立ちは無くなっていた。
『私が作ろうとしている物は私からすればそれほどじゃないが、あなたからすればかなり大きい。部品ごとに作って後で合わせよう。隠し場所はありそう?』
「あー…隠し場所かぁ……。ここじゃ戸棚は少ないし、家の中は無理だから……」
少し考え込んだ後、碧が思いついたかのように大声を出した。
「土に埋めるのは!?」
『それだ!』
時は数刻前に戻る。スマホアプリを確認した碧は一通のメールが来ていることに気がついた。差出人はボーダーコリー。『私の代わりに買ってきて欲しい物がある』と朝一番に送られてきていた。その文字を読んだ碧は息を呑む。
普段は大人しくガレージ内に鎮座し、碧の父親の足になることについても文句一つ言わない。思えば、初めから彼女は何も望んでいなかった。それほどまでに無欲で大人しい友人からの頼み事ならば協力しないという手はない。隣町のホームセンターに向かうべく浮かれた気分で電車に乗り込んだ。しかし、大荷物を抱えた碧を迎えに来たのは結局のところは父親が運転する白のSUVだった。
そして現在、これらをどう使い、目的が未だ分からずにいる碧はボーダーコリーに視線を向ける。しかし当の本人は統一感のない部品を見詰めながら人間は出さないような音を出している。こういう音は何度も聞いているが初めて耳にした時は驚いたことを思い出す。並べ始めてから無言を貫いているボーダーコリーに意を決して声をかけた。
「ボーダーコリー、これは何?」
『とある物を作るための材料』
「とある物?」
するとボーダーコリーはどこからか数枚の大きな紙を碧に差し出し出す。それはあの心象世界にて見たチャシャの設計図を模写した物だ。しかし碧がそれを観察しても何を書いているのか微塵も分からない。
「これ…なんて書いてんの?」
『……私が何故知っているのか分からないけれど、これは惑星サイバトロンの公用語だ。書いている内容は私が作りたい物の設計図』
「サイバ…なんだって?」
『今は重要じゃないから大丈夫、それよりも大変なのは…』
ボーダーコリーの視線が碧を横切り、床一面に敷き詰められた金属に向けられる。
『思ったよりも全てが小さいってこと』
間もなく設計図を元に、ボーダーコリーは開発に取り掛かった。しかし人間サイズの工具はとても小さい為、かなり苦戦を強いられている。その上、ガレージ内は狭い。今まで体験してこなかった感情を抑えられないでいると金属の肌をそっと撫でられた。
「あたしも手伝うから、ね?細かい作業は任せてよ」
『う、うん…』
落ち着かせるように撫でるその手はとても柔らかい。安心感を覚えたボーダーコリーにはもう苛立ちは無くなっていた。
『私が作ろうとしている物は私からすればそれほどじゃないが、あなたからすればかなり大きい。部品ごとに作って後で合わせよう。隠し場所はありそう?』
「あー…隠し場所かぁ……。ここじゃ戸棚は少ないし、家の中は無理だから……」
少し考え込んだ後、碧が思いついたかのように大声を出した。
「土に埋めるのは!?」
『それだ!』
